皆さんこんにちは。NPO法人アーチ・キャリアが提供している、働く女性向けに社外メンターを紹介する「メンターmikke」。
メンターmikkeのコンセプトや想いに大変共感したWoo!は、この度、メンターmikkeで社外メンターによる面談を体験した働く女性の皆さんのインタビューを、定期的に掲載させていただくこととなりました。ぜひ、ご覧ください。
「メンターmikke」インタビュー
■お名前:北川順香さん
■業種 / 職種:商社 / ビューティーアドバイザー(美容部員)
■年代 / プライベート:30代 / 小学校4年生と3歳のお子さん
■社会人〜現在までの職歴:
2003年、新卒で大手化学メーカーの化粧品部門に入社し、百貨店にて化粧品を販売〜現在に至る。
①なぜ、「メンターmikke」のメンターによる面談を受けようと思ったのですか?
アーチ・キャリア代表の井本さんとは、井本さんが法人を立ち上げられる前から面識がありました。その後、メンターmikkeのサービスを開始されたと知り、面談を受けてみたいと思ったのがきっかけです。
もともと井本さんを知っておられたのですね
そうなんです。数年前、プライベートで活動していた団体のイベントで井本さんにゲスト出演して頂き、その時に、「井本さんってすごく素敵な方だなー」という印象を受けました。
その後、私が2人目を出産して育休復帰した年に、井本さんがアーチ・キャリアを設立されたと聞いたのですが、当時の私は1人目の育休復帰の時のように、自分の中でメラメラ燃えてくるものがなくて…。
1人目の育休復帰時は、家庭を犠牲にしながらも必死で働いていたので、2人目の時には「できることは1人目の時に全てやりきった」という、いわゆる燃え尽きた感覚に陥っていました。
また夫が単身赴任になったこともあり、「仕事は好きだけれども、2人目を産んだ後は、前のように無理したら駄目だ」という思いが強く、毎日無難に楽しく働いている感じでした。
そんな時、井本さんがアーチ・キャリアを設立され、メンターmikkeというサービスを始められたと知り、早速サイトを見てみたところ、
「こんな方におすすめ」
・社内にロールモデルがいない
・この先のキャリアが描けない
というワードがあって。「あ、これって私のことだな」と思い、軽い気持ちで「ちょっと相談してみようかな」と思ったのがきっかけでした。
美容部員さんだと、女性の先輩も多く、社内はロールモデルだらけのような印象がありました
皆さんそう思われると思うのですが、百貨店の閉店時間は遅く、勤務時間も不規則になりがちなので、プライベートと仕事を両立してイキイキ働いている先輩は、当時は少なかったように思いますね。
また、私が2人目を出産した年に、会社の方針が大きく変わり、その対応で上の方も忙しく、部下や後輩をフォローできる人があまりいない状況でもありました。
②メンターはどのような方で、実際、メンターに面談してもらってどのような気づきがありましたか?
私のメンターをして下さった方は、大手インフラ会社の管理職の女性で、仕事以外にもプライベートで幅広く活動をされたり、趣味もたくさんお持ちの素敵な方でした。
そんな人に面談してもらったら楽しそう!
そうなんです。めちゃくちゃ楽しかったですね。「一生懸命稼いで、勉強して、一生懸命遊ぶ」とでも言うんでしょうか…(笑)、そういう価値観がとても似ていて。 2018年に初めて面談を受けたのですが、今までにかれこれ5回面談を受けています。
面談の中での気づき、印象に残っていることはありますか?
面談が終わると、毎回面談シートを記入し、そちらをメンターさんにお送りするとコメントをいれて返して下さるのですが、初回の面談終了後に、メンターさんが書いて下さった言葉にハッとしたのを覚えています。
私はその時、今の自分の問題点として「これから先のキャリアが描けない」と書いたのですが、それに対してメンターさんが、
「今後は、パラレルキャリアのことや、自分にとって心地よい働き方や過ごし方、そのために何を改善していけばいいかなど、話していきましょうね」
とコメントして下さっていました。 その言葉を読んだ時に「とてもいい宿題を頂いたなぁ!」と嬉しくなったんです。
それからというもの、仕事をしながら、また家で子育てしながら、ふとした時に「私にとって心地よい働き方、過ごし方ってなんだろう…」と考えるようになりました。
そして3回目の面談が終わるまでの間に、自分の中で「これだ!」というイメージが出来上がり、そのことによって、日常生活の中でぶれない軸ができ、仕事や生活に対する気持ちが豊かになりました。
職場環境も、家庭環境も全く変わっていないけれど、自分の捉え方が変わるだけで目の前の景色が大きく変わったと…
そうなんです。状況は何も変わっていないのに、不思議なことに日常生活がすごく変わりました。 今までは、何が自分にとって問題なのか分からなかったり、考えても次の日になれば忘れてしまいそのままになることも多かったですが、自分の課題をしっかり整理できたことは非常に大きかったですね。
③面談が全て終了した後、社内やプライベートで、自分自身、どんな変化がありましたか?
先程少しお話しましたが、面談終了後も、普段通りの毎日が続くのだけれど、もやが晴れて、日常がキラキラ輝く感じがしました。 「こういう感覚って久々だなぁー!」と思いましたね。
私は常々、理論と感覚のバランスを大切にしたいと思っているのですが、メンターの方がまさにそれを体現されている方で。その方にすすめられた本を読んだり、育児で遠ざかっていた美術館や映画館めぐりも再開してみたり、新聞の購読もはじめたりと、趣味の幅が広がり、以前より大きな視野で物事を楽しめるようになった気がします。
そのことが、結果的に人と接する販売の仕事にも活きています。
つい先日まで、コロナウィルスの影響で在宅ワーク期間がありましたが、その時に、以前の面談シートを見返してみたんです。 すると「中国語のオンラインの勉強」「速読」といったことを書いていて…まだ取り組んでいなかったので、在宅期間中にスタートしてみました。 面談シートが、今になって自己研鑽にも役立っています。
面談後、紙に内容が残ってるっていいですね
そうですね。メンターさんが結構褒めて下さっているので、今でも読み返すと心強いですし、これは宝物ですね。 また、仕事上でトラブルにあったときなどにも、「メンターさんだったらどうするかなぁ?」とイメージして乗り越えられたこともありました。
今まで我慢して言えなかったことも、相手を承認した上で発信できるようになり、そのことで職種を超えて仕事をする機会も広がったりして…以前よりも、確実に仕事を楽しめるようになったと思います。
インプットの勉強もいいけれど、アウトプットの面談によって得られることも大きいですね
そうですね。本当にそう思います。また、会社でも面談は行いますが、ここまで幅広く深い話はなかなかできないですよね。 メンターさんには、会社以外の活動のこと、キャリアチェンジのことなど、色々と相談ができるので、毎回気づきが本当にたくさんあります。
④最後に、働く女性にメッセージをお願いします
私自身が言えることといえば…「もし、一つでも今現在もやもやしていることがあれば、一回一緒に整理してみませんか?」ということでしょうか。
職場だと「これを言うことで相手を嫌な気持ちにさせてしまうかもしれない」と思うあまりなかなか言えなくて、自分の気持ちに蓋をしてしまっていること、少なからずあると思うんです。
私も最初は、自分が悩んでいるのか、果たして何にもやもやしているのか分からない状態だったのですが、整理してみることで、もやっとの原因に気づくことができ、目の前の霧がさーっと晴れる感覚を味わいました。
ぜひ、メンターmikkeで、みなさんにこの感覚を体験してほしいなぁと素直に思います!
【メンターmikkeのサイトはこちら、ご興味ある方は、ぜひのぞいてみてください。】
→https://archcareer.org/personal/
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