3 なぜそんな思いで復帰した女性のモチベーションが下がるのか
大きな原因の1つに「部署の働き方」にあります。
多くの方が、復帰すれば時短勤務になります。
「自分ははやく帰るけれど、周りは残業している。申し訳ない…、肩身が狭い」という気持ちで働くママは多いです。
また出産前のように仕事をどんどん任されることもなく、
仕事のやりがいも以前よりは下がってしまった。
ただ、明らかに以前より短時間で質の高い仕事をしている自負はあるのに
長く働けるフルタイム社員のほうが評価が高い。
“毎日大変な思いをして、子どもと過ごす時間も無くて、私は一体なんのために働いているんだろう…”
とふと、頭をよぎってしまいます。
4 働き方を変えよう
育休から復帰した方に、戦力として活躍して頂くには、
会社の働き方やルールを変えていく ことが必要です。
・今まで会議は18時からだったけど、日中にしてみよう。
・ITツールを活用して、外でも仕事ができるようにしよう。
・情報を共有して、いつ、何があっても、みな問題なく仕事がまわるようにしよう。
・一度仕事を洗い出して、ムダなことを捨ててみよう
・マニュアルが古いから、マニュアル自体を新しくしよう。
会社の制度を大きく変える前に、いち部署としてできることはたくさんあります。
わかっちゃいるがそのミーティングをする時間の余裕もない
今、売上をあげることが最優先なのに、そんなことしている暇はない。
という声もよく聞きます。
ですが、これは時短勤務者の話ではなく、
自分の部署がまだまだ成果があがる可能性がたくさんあるからこそ、大切なことです。
当社も、専務や私の妊娠出産を機に、働く時間は半分になったにも関わらず、
売上が伸びました。これには私も驚きでした。
短時間で成果をあげる部署づくりをすることによって、
育休復帰の女性の力も活かされ、結果的に部署も以前より成果を出すことができるのです。
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いかがでしたか?時短社員が増えている会社も多いと思いますが、時短社員の働き方だけ変えるとなると、フルタイムの社員にしわ寄せが出て、結局うまくいきません。時短社員も戦力にはなれず、肩身の狭い思いをすることになり、逆効果なこともあります。会社全体として働き方を変えること、上司こそはやく帰ること、その覚悟が、部署を、会社を少しずつ変えていくのだと思います。
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