3. 悩みと向き合い自分らしく生きるために。
<元々は悩みだらけだった文さん>
在日コリアンの文さんは、ご家族がとても厳格で、「何をしてもみんなと同じにはなれない」とコンプレックスを抱いていたそうですが、小学校高学年からバスケットを始め、自信がつき始めた文さん。新卒採用の就職活動の際も、大学の就職課に「文系の学生で、本名を公表している在日コリアンの人が大企業に就職した実績はない」と言われたそう。でも文さんは「やる前に無理というのはおかしい」「前例がなくても、今回は違うかもしれない」と考え、諦めずにアタックし、見事大手金融機関の総合職の内定を獲得。
文さんは母校の大学から同金融機関への初の女性総合職であり、また、本名を公表して大企業に内定を受けた最初の学生でもあったそうです。「まず自分が納得するまではあきらめない」という姿勢にとても感銘を受けました。
<子供との向き合い方>
すごく厳しいご両親に育てられた文さんですが、子供は否定してはダメとおっしゃいます。認めて、褒めてあげる時間がとても大事。また、子供に勉強させる時は隣で自分も仕事や勉強をするなど、一緒に頑張る姿勢を見せることも重要と語られました。
子供を寝かしつけながら寝てしまう「寝落ち」もOKとし、起業後数年の間は、その代わり6時間後にタイマーをセットしてして早朝にも仕事をしていたと文さん。睡眠をしっかり取らないと生産性が上がらず不効率になるとおっしゃいます。
また、仕事が大変な時期はお付き合いのお誘いをすべてお断りしていたそう。今の自分に重要なことを取捨選択していくことで時間をつくっているのですね。
お子さんが学校に行かなくなった経験もあるそう。ゆっくりじっくり話を聞きだすと、お子さんが「寂しかった」ということに気がついたそうです。
学童や義母に預けたり寂しい思いはしていないと思っていたところ、やはり「私がいてあげたほうがいい」時があると。
その時、少ない時間でもしっかり話を聞いてあげるなど、「あなたのことをずっと見ている」という姿勢でフォローをすることで、子供もわかってくれたと文さんはおっしゃいます。
お子さんはお二人とも中学校受験を経験されました。お子さん自身にどの学校に行きたいか考えさせ、私立を選ばれたそうです。受験は大変なイメージがありますが、中学校入学前から「学習の習慣づけ」ができているので、勉強が身につきとてもいい経験になったそうです。
<文さんからのメッセージ>
参加者の方へ最後に勇気が出るメッセージをくださった文さん。「女性が悩みと向き合い自分らしく生きるために大切なことは、ぶつかった壁から逃げないこと」。自分も悩みながら今まできた。でもぶつかった壁から逃げなかった。
ぶつかる度に「なんでぶつかったのか」を考え、どうすればいいかを考え、改善を重ねてきた。昔の自分からは今の自分は想像できない。でもきっとこれからも変わっていく。まだまだ変わっていけることが楽しみで仕方がない
と笑顔で語ってくださいました。
4.パワーママ達に会いたい!
トークの後の交流会では、名刺交換したり、子供の部活から受験、今の仕事など文さんを交えて参加者の皆さん同士でおしゃべり。2時間たっぷり充実した時間を過ごしました。
今後もパワーママカフェや、土曜日の朝に集まる「サタデーモーニング」など、育児も仕事も自分らしく楽しむみなさんの情報交換、学びの場をつくっていきたいと思っていますので、ぜひご参加ください。
参加後には毎日をよりHappyに生きるヒントや、パワーをもらえるはず。
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