3.おかあさんの食べ物によって母乳の味は変わるのか?
Q.おかあさんの食べ物によっても変わりますか?
A.母乳はおかあさんの血液をもとにしてつくられます。したがって、おかあさんの食べた物によって母乳の成分も変わります。でも、よほど偏った食事でない限り一定の範囲内での変動になります。食べ物以外でも、おかあさんの栄養状態、健康状態、年齢、出産回数、季節、搾乳量、搾乳時刻、搾乳方法などいろいろなことで変化することがわかっています。
4.食べ物によって変化しやすい成分はあるの?
Q.母乳ってそんなにいろんなものの影響を受けているんですね。食べ物によって変化しやすい成分はどんなものがありますか?
A.母乳の成分のうち、食事の影響を受けやすいのは脂質の種類の割合です。脂質全体の量は変わりにくいのですが、たとえば、必須脂肪酸の少ない食事をしていると、母乳中の必須脂肪酸の割合が減り他の脂肪酸の割合が増えます。必須脂肪酸はDHAやEPAなどが含まれ、神経や血管の発達に重要な脂肪酸なのです。
それから、ビタミンも比較的食べ物の影響を受けやすい栄養素です。これに対して、ミネラルや糖質、タンパク質は食事の影響を受けにくいとされています。
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いかがでしたか?
私も、「赤ちゃんは毎日母乳ばっかりで、可哀想だな〜せめて日替わり定食くらい変わればいいのに」と思ったこともありましたが、結構日々変わっているものなのですね。だからこそ、お母さんが口にする食べ物や、健康状態については、しっかりと意識していきたいものです。
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→月とみのり「Vol.12 食べ物で母乳の味が変わるって、ホント?」
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