3 接客業の友人の話からも
また、先日、接客業に長く携わっていた友人に聞いた話も、まさにこれに準じる話でした:
彼女曰く、販売スタッフは、優秀な人ほど、店に数年ほど勤めた後、辞める傾向にあるのだそうです。なぜかというと、仕事に飽きてしまうから。
飽きてしまった人は、別のお店に転職することで、つまり、売る商材を変えることで、「飽き」を解消して新たな刺激を得ようとするのだそうです。
お店側としては、優秀な彼女たちに「店長をやってもらいたい」と打診するのですが、彼女たちは、「いえいえ、店長なんて私には無理です」と断ってしまう。
優秀で、お店側から見るときっと店長としてやっていけるだろうと思う人であっても、そんな自分の能力や強みに気づいていない。で、本人は「私は向いていない」「絶対無理」と思い込んでいる。
・・・そんな話を友人は聞かせてくれました。
4 少し視点を変えてみる
もし女性が、やる実力やポテンシャルがあるにもかかわらず、自分を過小評価するあまりに、トライしない傾向にあるのだとしたら、すっごくもったいないと思わずにはいられません。
実際のところ、今の自分に判断できることは、これまでに経験したことの総動員でしかない。経験したことがないことは、どうにも判断しようがないはずです。経験したことのない管理職の仕事や店長の仕事もしかり。にもかかわらず、「自信がない」っていう理由で諦めてしまうのは、とてももったいない・・・と、私は思うのですが、いかがでしょうか。
例えば、
「そもそも女性というのは、自分を過小評価しがちなもの。また、私たちは90%くらいできると思えないと『できる』と言っちゃいけないと思い込んでいるけれど、もしかしたら男性はもっと気楽に『できる』と言っちゃっているのかもしれない。そこまでハードルは高くないのかもしれない」
そんな視点をもつことで、もし挑戦するハードルが少しでも下がるのであればいいなと思う今日この頃です
2
この記事へのコメントはありません。