では、具体的にどのように進めていけばいいのでしょうか
自分にあった教材を選ぶ
最近では書店に行けば色々な発音の本が手に入るようになりました。
また、youtubeなどで動画を見ながら学ぶこともできるようになりました。
数ある教材の中から選ぶ際に選ぶ際には、
①自分が好きだと思えるものということ(毎日開くものですから、開くだけでつらい、苦しい・・という教材は避けたほうがよいです)
②英語の音素を体系的に学べるもの
という2点を大切にしていただくと良いと思います。
(ちなみに私たちの教室で使っているCEPIOメソッドをベースにした本やDVDでも独学に使用をしていただけます。)
②をお勧めするのは、最初に自分がどれだけの音素を学べばよいのか、全体を見てスタートすることがとても効果的だからです。
ゴールがどこにあるのか知らないまま、何キロ走ればよいのか分からずに走り出すのと、ゴールがどれくらいで、そのために毎時どれくらいずつ走る必要があるのか知っているのでは走っている間の気分も全く違います。まずは本を開いて、全体像を把握。自分はこれだけの音素を取り入れればいいんだな、と確認してください。ご自分の中で、修了までの期間を決めて取り組むのもお勧めです。
発音練習はエクササイズ、しつこいくらい繰り返す
では実際に練習をスタート。
今まで何十年と体に中った音を取り入れる作業です。いっぺんにすべての音を練習して終わらせてしまうのではなく、「今回はこの音を練習しよう」とターゲットを決めて練習をすることをお勧めします。
本や動画で出し方をしっかり確認したら、その音を何度も口から出して体になじませてください。DVDを見て一度、一緒に口を動かして満足、CDと一度一緒に言ってみてこの項目は終わり、では中々体に音が入ってきません。
毎日10分でいいので、音の練習を続けてみてください。
私たちがレッスンを行う際には、音の出し方を練習した後、何度も練習をし、その後自宅に帰っても毎日練習を続けていただきます。その後、次回チェックをしてその音が定着をしているか確認をします。
練習は1週間に1回60分の練習よりも1日10分を1週間のほうが効果的です。
基本の出し方をマスターしたら、掃除をしながら、お皿を洗いながら、歩きながら、口に出してなじませます。1つの音がなじんだら次の音へ。 全体を見ながら、一つずつを丁寧に。そんなイメージでこつこつ音を取り込んでいきましょう。
迷ったら録音、ネイティブやインストラクターへ
自分がちゃんと音を出せているのか心配になったら、まずは自分の声を録音してみましょう。
今はスマートフォンのアプリで簡単に録音・再生ができるので便利です。まずは自分の音をとってみて、お手本の音と聞き比べます。自分のターゲットとしている音素の部分がどういう風に聞こえるか、お手本はどう聞こえるのか、客観的に聞いて修正をする、という作業はリスニング力アップにもつながります。
不安な場合は、ネイティブスピーカーや英語の上手な方、発音のインストラクターにチェックをしてもらうというのも有効な方法です。
スキマ時間を重ねることが大きな成果に
学生時代「継続は力なり」とよく言われました。その時はピンとこないことも多かったけれど、発音のレッスンをするようになって、生徒さんの大きな変化に遭遇するにつれ、このことの大切さを感じることがとても多くなりました。
毎日のスキマ時間。毎日は少しずつでも、積み重なると大きな変化を運んでくれます。
数か月後の変化を楽しみに、ぜひ、毎日こつこつを続けてみてくださいね。
「コミュニケーションをもっと楽に!」
京都四条烏丸・英語発音CEPIO京都教室で発音レッスン・パーソナルトレーニングを行っています。
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