働く女性のみなさん、これから働かれるみなさん、こんにちは。神野沙樹です。
さて、こんな言葉聞かれたことありますか?
「親から手に職をつけた方がいいと言われて、この仕事を選びました」
「手に職をつけた方がいいと思って、この資格を勉強しようと思いました」
そして、よくこの言葉につけられるのが「今の時代」ということば。
しかし、不景気な時代も、少し景気が回復してきたと言われる今も「今の時代…」と言われています。
この言葉って、本当なのでしょうか。
1 手に職をつけるってどういう意味?
手に職をつけるというのは色々な意味があります。
・職業または職能を自分のものとすること
例えば、時間をかけて手に職を得る職人さん(お菓子職人、家具職人)はこれに当てはまります。・仕事に就くための技能や資格を、獲得すること
例えば、弁護士、看護師、保育士、美容師といったいわゆる「資格」を取得し、仕事として活かすものが当てはまります。-Weblio辞書より
みなさんはどちらのイメージ、あるいはどんなイメージをお持ちでしょうか。
2 手に職を付けたいと思った時に知っておいた方がよいこと
私は今、社会保険労務士として起業をして仕事をしています。そのため、周囲から「神野さんは手に職を付けているから、これからも安心ですね」と言われることがあります。
あるいは、「手に職があるから、自由がきく働き方が出来るのですね」とも。
確かに、「社会保険労務士」という資格をもって起業し生業を立てていますから、間違いではありません。
また、今思い返すと、社会保険労務士の資格取得が転機になったともいえます。
しかし、「これからも安心か」と言われると、まだまだそこまで言えないのも事実です。なぜなら、これからの世の中、何が起こるか分からないからです。
どんなことが起こっても揺らがない人生…、この先果たして手に入れられるのかは、残念ながら分かりません。
つまり、手に職を付けるというのは、「ある日突然つくものではない」ということ。
そして「手に職がついたから安心・安泰」というものでもないということだと、私は思っています。
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