働く女性の皆さんこんにちは。関西国際空港の近くで体質を食事だけで調整する「食養指導」が受けられる鍼灸院を営んでいる郷美由貴と申します。
健康も病気も、身体の細胞はすべて普段の食習慣から構成されます。
身体の様々なサインから不調や症状の原因を判断し、食習慣をどのように修正すれば「不調が治まる」状態を維持できるのかを患者様にご説明しております。
今回Woo!ネタリストとして投稿させて頂くにあたり、「働く女性」が、「手軽」に、「効果を実感できる」、しかも「余計な時間やお金を掛けない」をキーワードに東洋医学と食養学に基づいた健康と美のコラムを連載致します。どうぞよろしくお付き合い下さい。
1.情報メディアが伝える「美肌と食の関係」の意外な落とし穴
私自身幼少期より15年来患ったアトピー性皮膚炎(3件の病院から打つ手なしと診断)を、9ヶ月の食費だけで根治できた経験から、ブレない美肌と健康の秘訣は毎日の食事にあると考えるようになりました。
昨今様々なメディアで食の重要性や健康情報を訴える記事が報じられています。
ただ当院に来院される患者様を拝見する限りでも、近年非常に増加しているのは、様々な健康情報を取り入れすぎて「余計に健康状態が悪化する」、「病気が悪化する」という由々しき事態。
せっかく健康になれる、美肌になれると思ってお金をかけて、手間暇をかけて努力しているのに、なぜか成果が伴わない方。
結論から言うと、知らずのうちに「自分の体質に合わないこと」を選択していることがほとんどです。
2.「身体に良い食品」が「あなたにも良い」とは限らない
健康記事でよく目にする「ビタミン」「ミネラル」「カルシウム」「マグネシウム」「たんぱく質」などの『栄養素』。
これらは明治時代にドイツから取り入れられた「西洋栄養学」の考え方です。
つまりドイツという北海道より寒い国に生きる人々が健康に生きられるためにどのような栄養が必要かを分析した学問から派生しています。
寒い地域では作物が育ちにくいため、身体を温めるために動物の肉を食べなくてはなりません。肉だけ食べていると不足しがちな酵素やビタミンを取らなければならないため、果物やハーブなどを取り入れます。
動物は住んでいる土地にある食材だけで生きていけるように出来ていますから、シンプルに身近にある食品で献立を作れば良いのです。
欧米諸国の方がこのような食習慣をするのは理に適っています。
さて、それを前提に考えてみましょう。
いまこの記事を読んで下さっている方の多くは、日本にお住まいの日本人の方だと思います。北海道在住の方もおられると思いますが、生活している場所が関東、関西、四国、九州、沖縄などだったらどうでしょう。
ドイツよりはるかに温かい国です。
肉を捕食しなくても、野菜や海藻やキノコに代表される海の幸、山の幸が豊富な地域です。醤油、味噌、梅干しという日本古来の発酵食品(酵素、乳酸菌)も豊富にある文化です。
その気候下でドイツ人向けの栄養学を取り入れて、果たして望ましい結果が得られるでしょうか。
多くの場合、カロリー、たんぱく質、ビタミンなどの摂りすぎにより、内臓が疲れ、本来の回復力を発揮できず、便秘、冷え性、アレルギーなどが慢性化しやすくなります。
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