3.②あけない夜はない。たとえあけた空が曇だとしても、夜よりはずっと明るい
一番最後に、宮崎あおいが言うセリフ。うつというのは、ある日突然よくなるとか、完治した!というわけではなく、「三歩進んで二歩下がる」感じで少しずつよくなっていくそうです。
この状態がいつまで続くのか…と思うと、幹男も、それを支える妻も、周囲も、とてもしんどいし苦しい。迷惑をかけて申し訳ないと自分を責めてしまう幹男の気持ちも分かるし、頭では分かっているけれど、イライラしてしまう晴子の気持ちも分かる。
それでも、日々二人三脚で歩いて行きながら、少しずつ成長していく2人の姿にも、勇気づけられます。
ーあけない夜はない。たとえあけた空が曇だとしても、夜よりはずっと明るいー
4.③健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも…
これは、結婚式の時に誓う言葉ですね(教会式の場合)。
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健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?
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晴子と幹男は、同じ時に同じ教会で結婚式をあげた夫婦と、毎年同窓会をしています。その同窓会に、うつが原因でなかなか参加できず、2年ぶりに参加した時、晴子が皆さんの前で言った言葉がこれでした。
「結婚式のときに誓ったこの言葉を、今日改めて思い出して…夫がうつになったこの時間の中で、私たちはやっと夫婦になれたのかな」と。
…号泣でした。
人生、良い時ばかりではありません。もしかしたら、良い時の方が少ないかもしれない。悲しい時もあるし、どちらかが病気の時もある。仕事がうまくいかなかったり、お金がなくて苦しい時もある。
それでも、お互いを敬い、慰め、助け、命あるかぎり真心を尽くせるのかどうか。
一緒に乗り越えることで、夫婦の絆は深まり、お互いがより愛おしい存在になるのでしょうね。
私も、そんな夫婦でいられるように、自分自身人として、成長し続けていきたいなと思いました。
「ツレがうつになりまして。」おすすめです。
画像引用:©TOEI COMPANY.LTD.
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