3. 外熨斗?内熨斗?
外熨斗と内熨斗についても、諸説あって迷うところです。
私の母は、「ラッピングは風呂敷と同じ意味だから、内熨斗が正式」と言っていました。
確かに、ラッピングというのは近年になって日本に入ってきた文化なので、
それまでは品物に熨斗紙をかけ、それを風呂敷に包んで持参する、というのが正式な形でした。
とは言っても、現在では風呂敷を使うにしてもラッピングをかけるのが一般的ですし、
ラッピングには「品物に傷や汚れをつけない」という意味があるので、
ラッピングの上から熨斗紙をかける「外熨斗」の方が一般的になっています。
その方が、相手に届いた時点で「何のための贈り物」で「誰からの贈り物」かが
一目瞭然となる利点もあります。
関西、特に京都の人は「控えめに」というところがあり、
また、直接持参する贈り物の場合は「何のため」「誰から」が明確なので、
内熨斗にする場合も少なくないようです。
いずれにせよ、どちらを選んでも失礼、ということはないので、
あまり深く悩む必要はありません。
4. 熨斗紙マナーまとめ
そもそも、熨斗紙をかけるかかけないか、というところも迷うところかもしれません。
結婚祝いや出産祝いなど、人生の大きな節目となるお祝い事に関しては、
まだまだ熨斗紙をかける方が一般的かもしれません。
それ以外の贈り物においても、目上の方への贈り物ならかけるべきですが、
親しい相手ならあえて熨斗紙ではなく、ラッピングの上からリボンをかけるなどした方が、
贈る方も贈られた方も気楽にやりとりができる場合もあります。
迷う場合は、かけたておいた方が間違いがないですが、
水引や表書きが間違っているとかえって失礼になってしまう場合もありますので、
商品を購入するお店の方に相談するなどしてみてもいいかもしれません。
また、こういった伝統的なマナーに関しては、地域によっても大きく異なることがありますので、
地元の目上の方への贈り物なら親に確認したり、
贈る相手の地域の結納屋さんなど、詳しい方に聞いてみるのもおすすめです。
若いころはあまり縁のない熨斗紙ですが、年齢と共に必要に迫られるものです。
大人の女性のマナーとして、最低限の知識はつけておきましょう。
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