3.見どころ②本当に喜びを分かち合いたい人は誰ですか?
トム・クルーズ演じるジェリーは、自分で立ち上げた会社にいる唯一のアメフト選手、ロッドのチーム契約をとるために、必死で働きます。
一方でジェリーと結婚したドロシーは、家族との時間や一緒にいる時間を大切に思っています。
まずは、仕事で大きな契約を取るために出張続きのジェリーと、家族との平穏な幸せを求めるドロシーの間には、いつしか大きな溝ができてしまいました。
働く女性の皆さんも、仕事とプライベートの間で、悩んだ経験を持つ方は多いと思うので、この辺りの描写はすごく共感できるはず。
距離を置くことにした2人ですが、ついにジェリーが大きな契約を獲得した時、ようやく彼は気がつきました。
『仕事でどれだけ成功しても、心は満たされない。愛するドロシーと共にいて、喜びを分かち合えることが、自分にとってどれだけ大切か』ということに。
ジェリーがドロシーに、誠心誠意自分の気持ちを伝える場面は、とても感動しました。
4.見どころ③言いにくいことこそ、言わねばならぬ時がある。
アメフト選手のロッドのチーム契約が決まらないのには、大きな原因がありました。
それは、ロッド自身の気持ちの問題。
試合でうまくいかなければ、あいつのパスが悪い、監督が悪い。
思うような年俸を大きく下回る提示されない時には、やつらは何もわかっていない、俺はもっと価値のある選手だ。
何かにつけ全て周りのせいにするロッドに、もやもやとした感情を抱く日々を過ごしながらも、ある日ジェリーは正直に彼に伝えます。
『友人なら、言いにくいことでも、相手のためになることなら言ってあげるべきだからあえていう。
契約が取れないのは、誰のせいでもない君自身にある。周りのせいにするのではなく、純粋にアメフトを楽しみ無我夢中でプレーしていた時のことを、思い出してみろ!』
伝えたことで、その場は喧嘩別れになった2人ですが、これを機にロッドは変わり、見事10億円プレーヤーとしての契約を手にすることになります。
上司に、後輩に、同僚に、なかなか言えないけれど、伝えたいことがある時、勇気を出して伝えることも時には必要。
本気になることで、相手の心はうごく。
そんなことを考えさせてくれました。
働く女性に是非オススメです!
■映画「ザ・エージェント」
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