3.周りの幸せを素直に喜べるほど、自分に余裕が無かった。
仕事を選んだものの、葛藤はたくさんあった。結婚適齢期だから、周りはどんどん結婚していく。
当然結婚式にも呼ばれて、ケーキ入刀から、
「はい、その大きなひと口を旦那様のお口に運んであげて、あ〜ん!わ〜お口がケーキまみれですね〜あはは〜」
…っていうくだりを、私はこれから何回見ればいいんだろう、、(T_T)と内心思った。
焦ったし、周りの幸せが羨ましかったし、自分が置いてけぼりにされている感は拭えなかった。
友人が結婚すると、今までのように飲みに行ったりもできなくなってくるし、子どもが生まれた友人とは全く話があわなくなるし、婚約破棄になった自分が、幸せな家庭話を聞くのが辛くて、だんだん友人とも会わなくなった。
そんな気持ちを取りはらうかのように、そこからは以前にも増して仕事に没頭した。ふと気づくと、私は、未来の旦那さんも、友達も、全部なくしてしまったような孤独感にさいなまれていた。
4.どちらを選ぶかより、選んだ道を正解にする。
そんな私も、結婚して今では1児の母になった。そして今、実感するのは、27歳のあの時、結婚より仕事を選んでよかったということだ。
その理由は、仕事に没頭した期間のおかげで、それ以降の人生がめちゃくちゃ楽しくなったから。
精神的にも成長して、仕事を通して関わる人達も変わって、色々な壁の乗り越え方も前よりはうまくなって、何より、自分のことを前よりもだいぶ好きになることができた。
もしあの時、結婚を選んでいたら、確実に今の私はいないと思うと、逆にぞっとする。
結局は、『結婚と仕事と、ぶっちゃけどっちを選べばいいか、どちらが正解か』という議論よりも、
「選んだ道を正解にする」という選択した後の生き方や、努力の方が大事なんだと思う。
自分がどちらの道を選んだとしても、選んだからには、絶対その道で良かったと思えるようにする覚悟が、きっとその後の人生を幸せに導いてくれる。
結婚か、仕事か、もし選択を迫られたとしても、その時の直感で、きっとどっちを選んでもいい。
その後の生き方で、この決断を正解にしてしまうんだ!という想いこそが、きっと働く女性がHAPPYに生きていくための近道なんだと思う。
PS:関西人の強さっていうか、どんな経験をしたとしても、あとから全部ネタになって笑いにできるしね(笑)
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