3 ある日、ベッドから起き上がれなくなった
当時の私は「在宅で仕事ができるから本当に便利だ」と思って疑わなかったのですが、
そんな生活が1ヶ月ほど続いたある朝、ベッドから起き上がれなくなりました。
仕事のことを考えるだけで激しい頭痛に襲われ、パソコンを開いただけで激しい吐き気をもよおし、とても仕事どころではなく、日常生活にも支障をきたしはじめました。打ち合わせも当然全てキャンセル、仕事も中断せざるを得なくなりました。
病院に行くと「完全にストレスが原因」とのこと。「私は健康で体力がある」という完全な怠慢が招いたことでした。
それ以来、「21時以降はパソコンを開かない!」と決めましたが、いやいや、21時まではパソコン開くなんて何の改善策にもなってないし…。
そしてチームにもよくない影響が出始めました。
当時は上司から夜であっても普通にバンバンチャットでメッセージがとんでくるわけです。
「確認は明日以降でいいよー」とこちらは配慮しているつもりでも、それは完全なありがた迷惑。真面目なメンバーは「分かりました、だけでも返しておかないと!」とすぐに返信してくれていましたし、せっかく1日の自分の仕事は終わっているのに、上司から際限なく指示が来るので、毎日スッキリ仕事を終わった気になれないのです。
これはいかんですよね…。
4 決めたことは、働く時間の大幅削減!
そして第二子出産を機に「働き方を大変革する!」と10月に決めたわけですが、そんな私がまず取り組んだことは「働く時間を大幅に強制的に削減し、それをチームに宣言する」ことでした。
具体的には以下です。
・週3日は外(講演、研修、打ち合わせ等)、必ず週2日は在宅ワークにする
・外に出る週3日は18時以降は仕事しない(チャット、メール、facebookメッセージ等で問い合わせ、返信が来ても、翌日以降に返す)
・週2日の在宅ワークデーは16時以降は仕事しない
・土日はパソコンは一切開かない
これらの決め事は、実は私にとっては、リハビリのように大変なこと。思いついたらすぐに言いたい、すぐにやってしまいたい、動きたい私には、最初のうちは拷問でした(笑)
ですが、3日も続けると、「このやり方でも全く支障はない」ということが分かり、逆に限られた時間でいかに仕事を終えるかを真剣に考えるので、すきま時間を活用し、より仕事をはやく終えられるようになりました。
また今までは土日は寝て過ごしていましたが、夜は、子どもとの時間に、週末は家族との時間にあてられるようになり、前よりも頭がすっきりした状態で仕事ができている気がします。
ただ、これはまだほんの小さな階段を1段のぼっただけ。
本当に私たちに必要なのは「労働集約型からの脱却」であり、ビジネスモデルそのものをこの1年で変革させ、ゆったりガッツリ稼げるようになることです。
そのあたりは第3弾以降で書いていきたいと思いますので、また是非引き続きお付き合い頂けたら嬉しいです。
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