3 自分の気持ちに正直に
川﨑 Hさんは就職活動を始めたのも早かったのですか。
Hさん そうでもないと思いますよ。就活を始めたのは、就活サイトなどで採用情報がオープンになってからでした。
川﨑 就活しなければって気持ちで就活をしていると確かに気が滅入りそうですよね…。
Hさん 実際に会社に入って仕事をしていく中で、自分がやりたいことは自然と見つかると思います。私は面接のときでも、基本は自然体でいこうと考えていたので、「この会社に入ってやりたいことはありますか?」と聞かれて「どのように働きたいかというイメージは持っていますが、実際にどんな仕事をしたいかはまだ分かりません」と正直に答えました。
川﨑 そうなんですか、自分の考えを正直に伝えるのってなかなか難しくありませんか。面接ですし、どうしてもよく見られたいと考えるのが一般的なのかなと思うのですが…。
Hさん 自分を良くみせようとして取り繕うと、その企業が自分に本当に合っているのかを判断しづらくなるのかな、と思います。大抵、繕っていることは面接官にも伝わってしまいますしね。自然体の自分を受け入れてくれる会社であれば、きっと合っている会社だろうな。と思って面接を受けていました。
川﨑 人生に関わる選択をすることになりますし、自分の気持ちに素直でいることが大切なのですね。
4 就活生の特権とは?
川﨑 これから就活をする学生に対してアドバイスはありますか。
Hさん たくさんの社会人とお話できたり、会社や社会のことを知るチャンスが与えられているのは、就活生の特権だと思います。積極的に様々な社会人や会社を見に行くといいと思いますよ。
川﨑 自分から行動することも大切ですよね。
Hさん そうですね。私も企業の合同説明会は、参加して話を聞いて終わりにするのではなく、若手の社員さんを探して、話しかけるようにしていました。
川﨑 自分から話しかけにいかれたのですか、とても積極的ですね。
Hさん 普段はどのようなお仕事をされているのか、本当のところその社員さんが会社をどう思っているのかを尋ねられる数少ないチャンスだと思ったので…!
気になった会社の方にはどんどん話しかけることをオススメします。
自分の軸が定まっているならその軸に合う企業を、定まっていなくても焦らずに小さなことでいいので自分に合うと思う企業を探してくださいね。
川﨑 就活がチャンスだと捉えられるのは、Hさんのように機会をきちんと活用出来てこそなのかな、と思いました。チャンスを逃さないように、自分に合う企業を探していきたいと思います。本日はありがとうございました!
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