皆さんこんにちは。Woo!編集長の高野(こうの)美菜子です。「人生って本当に面白いですよね。何が起こるかわからないし、こうしたいと思えば本当にそうなっていきます。」落ち着いた口調でそう話す素敵な女性。包容力があり、ぶれない芯を持つ本山裕子さんに今回はお話をお聞きしました。
Chapter1.今の私
1-1:現在の仕事
ー現在はどのようなお仕事を?
今は、いつでもどこでもどんな状態でも自分の持つ能力を最大限発揮できる心を育む書道教室「「本山書心塾」を開催したり、自身の講演・研修に加え、心の教育のプロフェッショナルとともに「書くだけで深層心理がわかる!人生が豊かになる心のしくみセミナー」といった研修を企業様向けに実施したりしています。筆跡から自己の内面を正しく把握できるセルフメンタルチェックや、実践心理学で問題解決思考を育む人育て術は、お陰様で大好評。また1月には、書初めという風習を利用して心理学的要素を取り入れ、目標達成や願ったことを叶えやすくする書初めワークショップを開催しています。
ー心の教育と書道をかけあわせたお仕事を?
はい。自分が「どこに意識を向けているか」で人生は大きく変わってきます。問題に意識を向ければ、目の前のことはたちまち問題に変化し、チャンスに意識を向ければ、目の前のことはたちまちチャンスに変化する。「問題化」しているのは、他でもない「自分自身」です。お金や結果のみをみて、「自分には無理だ」と決めつけてしまっては、自分を信じることできず、自分に可能性が在ることすらわかりません。一方で、見えないものや非言語エネルギーにのみ力を注ぎ、自分の足元や周りが見えなくなるアンバランスさも然り。
「自分がどこに意識を向けているか」で大きく変わるからこそ、父母・祖父母・それ以前の時代から受け継がれた奇跡的で尊い命を何に使うのかを考え、文字として書いて意識し、まっすぐに進んでいける人たちが、一人でも増えていくといいなと思いますね。
ー親子関係と筆跡も深い関わりがあるとか?
はい。お子さんに書道を教えることもありますが、文字や書き方を見るだけで子どもの心の叫びや親御さんの教育まで全て分かります。子どもの体調不良の原因は様々あるとはいえ、親や周囲とのコミュニケーションでストレスを抱えているケースも少なくありません。それは文字にはっきりと表れます。
病と同じで、子どものその日の体調や心の状態の変化に、私達など関わる大人が気付くことができたら、様々な問題を未然に防ぐこともできるのではないでしょうか。
更に、子どもは私達大人の「状態」や「在り方」の影響を受けやすい存在でもあります。お父さんやお母さん自身も子どものために一生懸命考え、行動している中で、日々の仕事や子育てなどでストレスを抱えていることが多く、大人の心のケアも大切だと感じています。
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