3.「仕事」と「家庭」のバランスを取ろうとすると苦しくなる
通勤時間が長いことも、不利ばかりではないということを書いてきましたが、実は思う事があります。
私は、2年前に子供を出産しました。
弊社の社員にも、2歳の子供がいる社員が居ます。
ふと感じます。
「仕事」と「家庭」、バランスを取ろうとすればするほど、自分自身が苦しくなるなと。
ワーママのストレスの原因の一つは「完ぺき主義」と言われています。
仕事、育児、家事、どれも完ぺきにしたい。
しかし、どれも中途半端。そんな自分に嫌気がさす。
そしてやってくる「小1の壁」。
(小1の壁とは?…小学校入学になると、保育園のように遅くまで預かってくれず、さらに会社の体制も薄くなるため時短が取りにくくなり、その結果退職してしまう)
今の時代、インターネットも普及しています。
すべて、とは言いませんが、ある程度のことはパソコンひとつ、スマホ一つで出来てしまいます。
そして数年後には、あたかも「会っているかのように」WEB上で打ち合わせをしたり、「実際に行っているかのように」病院の診察を受けることも可能になるのではないでしょうか。
4.私は実現します!「職住一体型」の働き方
「職」「住」を切り分けて考える考え方は、いずれ限界が来ると思います。
私は社労士として、色んな企業に携わらせていただいていますが、現場を見て感じる事があります。
それは、「働く人が幸せを感じる」と「いい仕事につながる」と。
仕事と家庭は確かに別物です。しかし、人間、そう簡単には切り分けて考えることが出来ません。
家で子どもにガミガミ言って出てきたあとは、何となく気分が乗らないこともある。
反対に、子どもが生まれてパパが俄然仕事にやる気を出したり、子連れ出勤をしだしたらみんなのパフォーマンスが上がったという事も。
そこで一歩踏み込んで、ぜひ実現をしたいのが「職住一体型」。
仕事場にはみんなが集まり、仕事をする横で子供たちが遊ぶ。その横でお母さんたちはパソコンをしたり、話し合いをしている。そこに「ただいま」と子供達が帰ってきます。
子供たちは子供たち同士で「ルールや遊び方」を教えあいます。
さらに、そこには「ひと坪図書館」があり、自由に本を借りることもできる。
やんちゃ坊主には近所のおばあちゃんが叱る。
その横では田や畑があり、働く私たちが食べる食材を収穫するとともに、企業や学校の研修でやってきた人たちも農業体験をする。
できた木の実や雑草は虫や鳥たちの餌になり、さらに豊かな自然が育ちます。
一言で言ってしまえば「一昔前の日本」なのかもしれませんね。
自然も、人も、みーんなつながったそんな場を、作りたいなと思います。
これこそまさに「究極の時短術」!
実現したら、ぜひ、遊びに来てくださいね(笑)
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