3.ビビッときたあの日
それから約半年後、1990年4月2日(月)に軽い気持ちで薄いグリーンのヒラヒラのスーツを着て入社式に臨み、翌3日(火)からフワフワした気持ちのまま新入社員研修を受けました。
接客業なので当然「接遇研修」を受けるのですが、この日が私の人生の岐路になりました。
社外の先生が東京から来られていて、私はその方に一目惚れ(笑)してしまったのです!!
先生は当時30代前半の女性、グレーのスーツをパリッと着こなし、ヘアスタイルは綺麗なボブ。元々長身なのにさらに7cmのピンヒールを履き、姿勢がよくて笑顔が素敵!二十歳の私は「キャリアウーマンってカッコいい~、私もあんな風になりたい!いつかあの仕事をするっ!」と決めたのです。浮ついた気持ちが少し、引き締まったことを覚えています。
時は流れ流れて15年後の2005年、転職をし、さらにその2年後、2007年に私は独立しました。さらに9年たった現在、46歳の私は見事!あの日思い描いた通りの場所に立っているのです。
スーツを着て、髪をすっきりまとめ、7cmヒールを履き、大手企業様を含み全国で研修をこなす毎日。お客さまをはじめとし、支えてくださる方々に感謝であふれる幸せな働き方を実現しました。
4.夢をかなえるために脳をだます
さて、私がどうやってここにたどり着いたかと申しますと、ズバリ!講師になっている自分を空想し続けました!
「そんなアホな~」とおっしゃるなかれ。実は私たちの脳は成功しているシーンを思い描くと、それが現実なのか空想なのか厳密に区別できないと言われています。この脳の勘違いを毎日のように起こして、脳をだましてしまうのです。
私の脳は自分が講師だと勘違いし、無意識のうちにまるで講師のような振る舞いをしたり、講座で話すための情報を収集したりし始めます。
コンパニオンをしていた26歳の時この仕組みを知った私は、講師になれるスキルを身につけようと必死で極上の接客をし、上司に見初められて28歳で本社に異動になって総合職を経験し、35歳で転職の際に営業職を選び、37歳で独立してからは話すスキルを身につけるために副業で司会業をしていました。
全ての経験が不思議なくらい講師の仕事に役立っているのですが、これは単なる偶然ではなく講師になっている自分を想像していたからこそ、無意識にそのような選択をしてきたのだと思います。
皆様も是非、なりたい自分を強く強く空想してください。自分ではコントロールできないはずの「無意識の領域」が夢の実現に向かって動き出し、必ずその場所にたどり着くことができます(^^)
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