働く女性の皆さんこんにちは。高橋紀子です。仕事をする時に、自分の「成長スピード」を気にしたことはありますか?「スピード」と言っても誰かと速さを競うものではありません。焦ったり、自分を追いつめたりする必要はないのですが、これから訪れるライフイベントを余裕の笑顔で乗り越えるための準備として、ちょっと考えてみませんか?
1「女性は成長スピードを意識した方がいい」理由とは
結婚、出産、育児は全女性が体験するもの・しなければならないものではありませんし、個人の自由です。ただ、そうしたライフイベントを選択した場合、女性は男性よりもライフイベントから受ける影響が大きく、特に「出産」に関しては個人差がありますが、医学的リスクを考えると多かれ少なかれ「出産に適した年齢」があることは無視できません。
私自身も2人の子どもがいますが、出産や育児に関するリスクを考えた時、「この時期に産みたい」という年齢ゾーンがありました。もちろん子どもは授かりものですから、希望通りの時期に妊娠が叶うとは限りませんが。
ただ、この「妊娠・出産」というライフイベントを選択した女性はもちろんのこと、それ以外にも病気や介護に遭遇する場合もあるわけですから、「一時的にキャリアが途切れる」時期があるという、ある種の制約については考えておいた方がいいと思うのです。
では、この人生のビッグイベントとキャリアの分断という転機を乗り越え、その後もイキイキと自分らしく仕事をしていくために大切なことは何でしょうか。
2 求められる人材になること
それは、「また職場に戻ってきてほしい」と周囲から求められる人材になっておくことです。
上司は部下の仕事に対する姿勢や成果を評価する立場なので、あなたにしかできない仕事や影響力を発揮し、地道に努力していたら、今までなかった制度や働き方を作ってくれる可能性はあります。実際に、「どうしても戻って来てほしい社員だから時短制度を作った」「短期雇用でカバーして育休復帰後の居場所を用意して待っていた」という事例はたくさんあります。
いつ訪れるかわからない一時的な職場からの離脱に向けて、より積極的に成長スピードを速めておけば、キャリアの継続を会社と相談しながら作っていくことは十分可能なのです。
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