3.円高の定義
ここで一点、大事なポイントを。
先ほどは、
120円と80円を並べて、
どちらが円高か?というお話をしました。
あくまでも
<2点>を比べてです。
皆さんに注意頂きたいのは、
世で云う、円高、円安は、
いつと比べて言っているか。
常に意識して頂きたい点です。
昨今、円高とはいわれていますが
実は、ほんの5年前、70円台。
円高と騒がれる101円(2016年8月)も、
その時点と比べれば円安ですからね。
昨日より円高でも
5年前よりは円安。という見解を忘れずに。
ここを抑えておかないと
ついうっかり
世に氾濫する 営業トーク に乗ってしまいますので、要注意。
4.為替を味方につける
さて、為替について知って頂いたところで
その知識を、どうご自身の運用に役立てるか。
ここが大切ですね。
ご存知の通り、
日本は輸入大国。
自分は外貨と関係な~い。と思っていても、
実は、知らぬ間に、為替と生活は密着しています。
直面して解りやすいのは、
自動車を走らせる、ガソリン価格ではないでしょうか。
日々、上下していますよね。
日本円だけの金融資産保有では、
万が一、超円安になった時、
自分の資産残高が、
物の値段が上がるスピードについていけません。
一方、先ほどの事例でいけば、
80円の時に1$と両替し、
120円の時に、また円に戻す。
すると、40円の差益が生まれます。(手数料は除く)
こんな風に、
資産(通貨)を分散する事で、為替を味方につけて、
自分の資産を守る、殖やす、という事が可能なのです。
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