3 もうひとつのおススメしない理由とは?
このように冷える、痛めるということが、
いかに身体の機能を損なうかがご理解頂けたかと思います。
もう一つ、日本人がスパイスでダイエットを慣行することを絶対にオススメしない理由があります。
それが「偏食を招く」ということです。
辛い物を主体にした献立と言えば何を思いつくでしょうか。
キムチ鍋、カレー、生姜紅茶、トムヤンクン、色々あります。
これらを元気な方がたまに食べるなら別に構いませんが、
ダイエットのためと称して頻繁に食べると栄養失調になります。
カロリーが足らない、ビタミンが足らない、ミネラルが足らないという問題ではありません。
栄養学が日本人にとっていかに充てにならないかは、前述した通りです。
そもそも日本人は米を主食として、季節の煮物や和え物、小魚や海藻を食べてきた民族です。
それを必要不可欠な完全栄養食として健康長寿を貫いてきた歴史があります。
元来の日本食に「辛いもの」はほとんどありません。
インドや中東より寒い国の日本で、身体を冷まさなければならない理由はないのです。
裏を返せば辛い物を取り続けることは、日本人にとって必要な献立がほどんど入ってこなくなること。
辛い料理は肉や油と合わされることが多く、相対的に主食不足や海藻不足が起こります。
食べている量が多いか少ないかではありません。
日本人の身体に必要なものが入っていれば小食でも身体は美しく健康でいられます。
それが入って来なければ、何をどれだけ、学術的理論に則って食べていても、
日本人の身体は「栄養不足/栄養過多」になるのです。
それが栄養失調の原因。
これが起こると何が出てくるかというと、
「食べても食べてもまだ食べたくなる」というダイエットの敵とも言える心理です。
自分はお腹いっぱい食べていても、身体が必要とするものが入って来なければ、
身体は空腹状態と同じなのです。
つまり「食べ過ぎ」を招く要因になります。
4 体や環境に何が一番合うか
以上、
①日本人がスパイスを取ると最終的に身体が冷える
②痛みによる刺激で細胞にダメージが及ぶ
③スパイスを推奨することで、日本人の身体に必要な食事を取らなくなり、身体が飢餓状態になる
という3つの理由から、スパイスで代謝を上げてダイエットということが
日本人にいかに不向きであるかをご紹介しました。
リバウンドしない最短距離のダイエットの極意は、
「偏りを無くすこと」「無駄を省くこと」にあります。
日本人であるのに、日本人に合わない方法で
(例えばドイツの栄養学を取り入れて、インドのダイエット法を真似るなど)
健康や美容を図ろうとすると徒労に終わるのみ、です。
情報に振り回されないためには、
今一度自分の身体、住んでいる風土気候には何が合うのかを考え直す必要があります。
※記事についてのご質問、自分の体質に合った医学に基づいたダイエット法のご相談等はお電話にて承っております。
<郷美由貴さんの会社情報>
【養生医療サロンあくあ美療鍼灸院】
院長:郷美由貴
はり師きゅう師(国家資格)
自然医食フォーラム認定食養指導士
天津中医薬大学検体解剖研修修了
正食協会マクロビオティック料理教室上級修了
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☆マキノ出版『壮快』2016年8月号・9月号にインタビュー取材が掲載されました。
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