3 人間関係が絡む問題の場合…
身の回りで起こった結果に対して、他人にばかり責任を押し付けていては、何も物事は前に進みません。
あいつが悪い、あの人がもっとこうしていれば…と言い出せばきりがなく、「自分が原因だ」という考えで物事を捉えない限り、解決策は見いだせず状況は変わりません。
ただ一方で、「自分にはどうしようもないこともある」という考え方も併せ持っておく必要があると思います。
特に、人間関係が絡んでいて、本人や当事者が変わらなければどうしようもない場合(世の中の悩みって大抵人間関係が絡んでいますよね)、例えば、
・部下が育たない
・同僚が悩んでいる
・友人の仕事がうまくいかない
・家族やパートナーが仕事関係で悩んでいる
といった場合、必要以上に自分が責任を感じてしまっては、身が持ちません。
・もしあの時自分がこうしていれば…
・自分にもっとリーダーシップがあれば…
・自分がもっとしっかりしていれば…
と考え、自分を責めて追い詰めてしまうと、本来自分がやらなければいけない仕事や役割にまで大きな影響を与えてしまいます。
そうなると、どんどんマイナススパイラルに陥ってしまう。
そんなときこそ、自分自身で変えられることと、自分では変えられないことを客観的に捉えて、ある意味「自分にはどうしようもないな」とドライにくぐり抜けていくことも必要ですよね。
4 人生は自分が主役。脇役に振り回されるな。
私も以前は、自分の周りの人がうまくいっていないことを、関わった私に原因があると考え込むことがよくありました。
その度に「私が仲裁しなければ!」「私がなんとかしなければ!」としゃしゃりでることもよくありました。
ただ、そんな時、ある人に言われました。
「周りの人に起こっていることを、全て自分が解決できると思うな。逆に、その問題が解決できなくても、自分には全く影響ない話だくらいに思っていてちょうどいい。結局は、当事者が変わらなければ何も変わらない。夫婦問題も、夫婦の中にある関係が改善されない限り、第三者がいくら話を聞いても解決しない。
いちいち、周囲の問題を自分の土俵に引きずり込むな。人生は自分が主役。脇役に振り回されるのではなく、自分のやるべきことを把握し、自分の軸をちゃんと持っていろ。」
一見冷たい考え方のように思いますが、皆が共倒れになることが一番良くない状況であって…自分はしっかりと軸と芯を持ち、常に毅然としておくこともまた、大事なことなのだと気づきました。
責任感が強く、周囲からも頼られることが多い働く女性の皆さんは、きっと「自責」の考え方が染み込んでしまっていると思いますが、少し肩の力を抜いて、両面の考え方を持って物事にあたっていくと、もっともっと自分らしく働くことができるのかもしれません。
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