相手が思い通りに動いてくれないと悩むあなたへ~問題を切り分ける対処法~


3 「問題」を切り分けるということ  

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そんなある日のこと。
ある考えが突然、私の中に降りてきたのです。

「降りてきた」というのは大げさな表現に感じるかもしれませんが、
当時の私にとっては、まさに「降りてきた」という表現がふさわしい感じでした。

「私は私にできる最大限のことをすればいいんだ。

 彼の健康について私にできることといえば、毎日、体によい食事を作ること。

 私にできる最大限のことをやって、それでもし彼の健康に何かあったのだとしたら、

 それはそれで運命なのだろう。しかたがない」

なんといえばいいのでしょう。

「人間ドックを受けるかどうかは最終的に彼が決めることであり、
 私がコントロールできることではない。
 でも、彼にどのような食事を提供するかは私が決められること」

というように、「彼の問題」と「自分の問題」を切り分けられたこと
そして、自分の問題(自分ができること)についてベストを尽くそうと決めたことで、
すごくすっきりしたのです。

「私にできることをすればいいんだ」

簡単に言うと、そんな気づきが私の気持ちをとても楽にしてくれました。
自分がフォーカスすべきことがわかったときに感じた、
あの清々しい気持ちを、私は今も忘れることができません。

4 心穏やかに、より良い関係を築くために

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私たちは、自分にとって近しい相手の問題について、
あたかも自分事(自分の問題)のように取り扱い、
相手に介入しすぎたり、相手の動向にヤキモキしたりしてしまいます。
(例えば、親にとって、子供の問題は、この傾向が顕著なのではないでしょうか。)

でも、「相手の問題」は「相手の問題」であり、決して「自分の問題」ではありません。

「相手の問題」と「自分の問題」を自分の中で切り分けられると、
ネガティブな感情に振り回されることなく、心穏やかに過ごすことができる。

また、それが、より相手とよい関係を築くことにつながると思っています。

※小川由佳さんのサイト・ブログはこちら
・働く女性向けコーチングも実施しています→FAITH(フェイス)
・ブログ→http://ameblo.jp/createyourownlife


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小川由佳(おがわゆか)FAITH(フェイス)代表
【プロフィール】
メーカーで管理職を経験後、コンサルティング会社でクライアント企業のリーダー育成業務に従事。600人以上の育成にかかわる。2011年に独立し、各種研修プログラム開発および研修講師として活動中。また、若手管理職や働く女性を主な対象としたパーソナルコーチングも行っている。著書に『女性管理職の教科書』(同文舘出版)がある。プライベートでは小学生の母。
【働く女性の皆さんへ】
働く女性が元気になれるような記事を、私の実体験をベースにしながら書いていければと思っています。どうぞよろしくお願いします!

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