「他人と過去は変えられない」というコトバ、実は「過去は変えられる」の間違いだった!?


3  人生は「振り返る」のではなく「受け取り直す」

たった半年で彼女に何が起こったのか。
それは、「自分の人生を真剣に受け取りなおした」のです。

過去の出来事を考える(見つめなおす)時、よく「振り返り」という言葉を使います。
「こんなことがあったよね」と再確認するという意味では、振り返りは意味があります。

しかし、もう一歩進める言葉として「受け取り直し」という考えがあります。「捉えなおす」といっても良いかもしれません。
つまり、起きた事実に対して「自分のいまの人生にとってどんな意味があったのか」と受け取りなおすのです。

例えば、児童養護施設で育ったYさん。
確かに、忌まわしい場所だったかもしれません。でも、児童養護施設で育ったからこそ分かることがたくさんあります。

例えば、家族の絆、在り方…。
私は、彼女の話を聴けば聞くほど、親に育ててもらったけれど親と真剣に向き合っていなかった自分が恥ずかしくなります。
今、我が娘と過ごしていますが「子どもと本当に向き合っているか」と彼女に問われると、痛烈に心が痛む自分が居ます。

彼女にしか発せられない言葉があります。彼女だからこそ伝わる言葉もあります。
起きた事実に対して「いい」「悪い」と評価を下すのではなく、「自分にとってどんな意味があったのか」と受け取りなおすことで、「過去」の意味合いは変わります。

4 自分の人生の「受け取り直し」を

みなさんには「消してしまいたいほどの過去」はありますか?
人生を何十年か生きていると、大なり小なりそういう出来事はお持ちかもしれません。

もちろん私自身もあります。
しかし、これまで色々な人と出会わせていただく中で、「自分自身に起きてきた過去」、それも「自分にとってはよくない過去」の意味合いが随分と変わってきたように思います。

「きっと何かの意味があって、その事象が起きている」と私は思います。

他でもない、「みなさん自身の人生」です。いま一度向き合ってみてはいかがでしょう。
「何の意味があるのだろう」「私にどんなメッセージを伝えているのだろう」そう、過去の自分に問うてみると、新しい自分が見えてくるかもしれません。

そして気づくはずです。「あれ?過去が変わった!?」と。


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KES社労士事務所 神野沙樹
「“私たちの仕事はね!”神野沙樹(かみのさき)
株式会社Niesul 代表取締役 / KES社労士事務所 代表
【プロフィール】
「“私たちの仕事はね!”と活き生き話す人があふれる世の中に!」社会保険労務士として、ワーママとして、日々奔走してます。
【働く女性の皆さんへ】
仕事を通してたくさんの企業、そこで働く多くの社員さんとお会いさせていただく中で、いま私は「人生に正解とか不正解なんてない」と感じています。本当に人それぞれだなぁと。だからこそ、正解を求める生き方ではなく、自分が自分のことを認められる生き方をしていけたらなと思います。私ももっと自由に、もっと自然に、生きていきたいと思います。
と活き生き話す人があふれる世の中に!」社会保険労務士として、ワーママとして、日々奔走してます。

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