働く女性の皆さんこんにちは。職(はたらくこと)×生(いきること)のみらいデザイナー、シェアリストの神野沙樹です。
最近、在宅ワークに関して次のようなご相談をいただくことがあります。
「会社が在宅ワークを推奨しはじめたのですが、まだ活用している人はほぼいません。在宅ワークのイメージが湧かないのですが、ポイントや注意点があれば知りたいです。」
確かに、これまで「職場で仕事をする」ということが当たり前だった環境において、はじめて「家で仕事をする」というのは、不明点や不安がつきものですよね。
今日は、「働く人の立場」から、在宅ワークを活用する3つのコツをお伝えしたいと思います。
コツ1 時間管理
在宅ワークを始めるにあたって、まず考えるべきは「時間管理」です。
つまり、「仕事をする時間帯」。
1日に数時間働くのか、それともフルタイムで働くのか。
時間は決められた時間帯なのか、それとも時間数のみ決められるのか。
このあたりを会社とよく相談して決めておく必要があります。
というのも、在宅ワークを始める理由は人それぞれですよね。
育児をしながら、介護をしながら、あるいは会社がフレキシブルに働けるように制度化した・・・など。
育児をしながら、介護をしながらという場合は、「必ず決められた時間帯に働く」ということが難しいかもしれません。
しかし、場所を限定しない働き方をすすめるためという場合は、「決められた時間帯に働く」という制限も難しくありません。
在宅ワークを始める目的を明確にしたうえで、会社が求める働き方と、自分自身が働きたい(働くことが出来る)働き方をすり合わせておく必要があります。
始めるときには、「あなたの都合の良い時間に、数時間働いてくれたらいいよ」という話だったのに、数か月経つと「連絡を取りたいときに取れないのは不便だ」といわれる、というのでは、お互いに幸せになりませんから・・・。
ちなみに、「絶対の正解」があるわけではありません。
特に導入したばかりという時期においては、会社も働く方も「こうしたい」と主張するだけではなく、互いに「どういう形が望ましいか」を話し合うことが大切だと私は考えます。
コツ2 仕事管理
2つめに考えるべきは、「何の仕事をするか」です。
まず何の仕事をするかですが、分かりやすいのは「完結型の仕事」ではないでしょうか。
デザインの仕事をしている方が受ける「Aというデザインを仕上げる」という仕事や、経理事務をしている方が受ける「○月分の帳票を整理して入力する」という仕事などです。
「仕事の完了」がはっきりしていますし、ある程度、自分で進捗を管理できます。
一方、運用するにあたってひと工夫必要なのは「その都度の仕事」。
例えば、営業が仕事を「取ってきたら」発生する仕事や、お客さんから「依頼されたら」発生する仕事など。
その数がコンスタントにある場合は問題ありませんが、「月に数回程度」などの場合は仕事の分量が読めず、離れた場所にいると仕事が頼みづらい、といった懸念もあります。
また、仕事の質や種類によって、「会社で行った方が良い仕事」と「会社以外で行っても支障が無い仕事(むしろ会社でない方がはかどる仕事も)」があります。
ですから、在宅ワークを勧めるにあたって必要不可欠なことは「仕事しらべ」です。
会社の仕事、部署の仕事、そして自分が抱える仕事に「どんな仕事があるのか」を書き出し、その一つ一つを「完結型-都度型」と「会社(で行った方が良い仕事)-会社以外」の二軸で分けてみてください。
きっと「在宅ワーク」でやることが可能な仕事、在宅ワークが適している仕事が見つけられると思います。
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