働く女性の皆さんこんにちは。神戸を拠点に2008年から産院のキッチンで働くチームとして活動をされている「みらいたべる」さん。 その中で、産み育てるための食事「産育食」を広く伝えるために「月とみのり」というサイトを運営されています。
素敵な記事の中から、オススメをご紹介していきますね。今回ご紹介するのは【産育食ラボ速報】妊婦さんが腸内細菌不足だと、子どもの脳の発達に悪影響!?です。
1 腸内細菌が少ないと、産まれた赤ちゃんに発達障害って…!?
福井大学の研究チームが行った発表によれば、妊娠中にお母さんの腸内細菌が少ないと、生まれたお子さんに発達障害が出る可能性があるとのことです。研究結果は国際的学術雑誌「PLOS one」に掲載されました。
2 腸内細菌が子どもの行動に影響するの?
福井大学こころの形成発達研究部門の栃谷史郎特命助教らは、お母さんの腸内細菌が赤ちゃんにどのような影響を与えるかを調べるために、マウスを用いて実験を行いました。実験では妊娠中のマウスに抗生物質を与えます。すると抗生物質によって、腸内細菌が減ってしまいます。このような方法で腸内細菌を減らした母マウスから生まれた子マウスについて、体重や行動を観察しました。
腸内細菌の少ないお母さんから生まれた子マウスの生後1週間目の体重は、正常な子マウスよりも軽くなりました。また行動観察を行ったところ、活動時間帯になってもあまり活発に動き回らず、飼育箱の壁沿いにいることが多かったのです。これは不安感の表れだと考えられます。
実験ではさらに、正常なお母さんから生まれた子マウスを、腸内細菌を少なくした母マウスに育てさせました。するともともと正常だった子マウスも、体重が通常より軽く、行動にも異常が出ることがわかりました。
反対に、腸内細菌の少ない母親から生まれた子マウスを正常な母マウスに育てさせると、体重も行動もほぼ正常でした。この実験結果から、赤ちゃんマウスは生後に腸内細菌を受ける機会が減ることで、異常が出ることがわかります。
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