③自分に正直に生きる人かどうかが分かる
ー杉浦:人に正直であると同時に、自分にも正直であることが大切です。自分にも嘘をついてないから、周りにも嘘つかない生き方ができると思うんですよね。もちろん僕も、はじめからはげていることをオープンにできていたわけではありません。
「すごい人」というのは、役職や肩書のことではない。だから、街の飲食店のおじさんもそうだってすごい人はたくさんいます。決して目立つわけではないけれども、自分の道を貫き頑張っている人達って、キラリと光っておられるんですよね。(頭がっていうわけじゃなく、人として)
決してええかっこするわけじゃなく、自分をよく見せることもない。それでも、人としてめちゃくちゃかっこいい。
そういう方々とお会いしていると、
するとね、自分が無理しない生き方ができるようになるんですよ。
人間ってどこかで無理してしまいますよね。できないのに「できます!」と言ってみたり、自分の実力を過信してしまって「しんどい」と言えずやりすぎてしまったり。もちろん、そういう時期も大切だとは思うのですが、それは長続きしない。絶対、体調崩したり、気持ちが不調になったりするんですよ。
ー高野:わかります…私もつい先日、体調を崩しておりました。
ー杉浦:ですからいい意味で、自分の実力を「こんなもんだ」と受け入れる。無理なものは無理。できないものはできない。だからこそ、できることに集中するんです。するとね、すごく楽に生きられるし、無理をしなくても仕事がどんどんまわっていくようになります。
④自然に物事がうまくまわる人かそうでないかが分かる
ー杉浦:元日本の総理大臣の「田中角栄」さんが大臣だった時に秘書をやっていたという人から、「田中角栄」さんの言動について色々お聞きする機会がありました。
その方がおっしゃっていました。
「田中角栄が、よく言ってた言葉があります。それは『水は高きから低きに流れる』という言葉です。当たり前のことでしょ?でもこれこそ本質なんですよね。それを田中角栄はよくわかっていた。だから中卒で総理大臣にまでなって、あんな大きなことができたんですよ。」と。
田中角栄が30代後半で大臣になった時のエピソードがあるんですけどね。周りはええ大学を出たエリートばっかりなわけです。そんな中で田中角栄は最初に何を言ったか。
「僕は、皆さんみたいにいい大学を出てない中卒です。だから『学』はない。『学』においては皆さんには敵いません。でも僕には「決断力」がある。だから皆さん、何か悩んだり、相談したいということがあれば、何でも僕に言ってきてください」
と言ったわけです。その1週間後には、田中角栄の部屋は相談にくる大臣で溢れかえっていたそうです。
ー高野:超かっけーですね!!
ー杉浦:「中卒あがりの田中角栄ってなんぼのもんじゃ〜」と周りの大臣は思っていたはずです。でも、こんなに潔く自分には学がないことを認めた時点で、「こいつは只者じゃない。恐れいった」という感じだったでしょうね。
もちろん、いろんな事件はありましたけど、日本の頂点に登りつめた人はやっぱり違うなと思います。
自然の摂理や法則に逆らったって、絶対うまくいきません。うまくいったってそれは一時のことなんです。かつらではげを隠すなんて、もう自然の摂理に真っ向から反発してますよね。
本当にうまくいくことというのは、ごく自然なことなんです。
・目の前のお客様に喜んで頂けることをしていたら、紹介が増えていく
・必要の無い人には無理に売らない
・向こうから「お願いします!」と言って頂けるように日頃から努力しておく
とか。
結局仕事って、「そういう当たり前なことをどれだけ当たり前にできるか」の積み重ね。それがわかると、ええかっこする必要もないし、無理する必要もないし、自然と物事がうまく回りだして、「こんなに楽しくてええんかな、こんなに充実する毎日って有難いな」って日々感謝の気持ちでいっぱいになります。
…ね、その人の生き様ってね、頭を見ればわかる、もっと言うと、はげた時に、その人の真価が問われるって言ったでしょ?
はげってね、実はめっちゃ深いんですよ。
ー高野:確かに深すぎる…ちなみに杉浦さん、今日の髪型はどんな感じですか?
ー杉浦:今日?決まってますやん、今日はオールバックですよ〜(爆)!!!
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いかがでしたか?働く女性の私たちに響くヒントがたくさんだったと思います。
女性はこうあるべき、という世間の固定概念に縛られてしんどくなったり、周りと自分を比べて焦ったり…
そういう経験があるから、きっと強く、しなやかに、優しくなっていけるとは思いますが、肩の力を抜いて、「自分は自分」で、らしさを貫いて生きていきたいものです!
今後の「だてにはげてない杉浦さん」に乞うご期待!
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