時短管理職として道を切り開いてきた先にたどり着いた、等身大な働き方


皆さんこんにちは。アーチ・キャリアが提供している、働く女性向けに社外メンターを紹介する「メンターmikke

メンターmikkeのコンセプトや想いに大変共感したWoo!では、メンターmikkeで社外メンターによる面談を体験した働く女性の皆さんのインタビューを、定期的に掲載させていただいています。ぜひ、ご覧ください。

今回インタビューさせていただいたAさんのプロフィール
■業種 / 職種:人材サービス / 育休中(営業部門課長職)
■年代 / プライベート:40代 / 既婚・お子さん2人

①現在のお仕事内容について

現在は2人目の育児休業中ですが、育休に入る前は、人材サービス業の営業部門で、時短管理職として働いていました。普段の業務は、課長として営業部門のマネジメントをしたり、営業活動を行っていました。

現在のお仕事の前はどのようなことをされていたのですか?

かれこれ15年以上人材業界に関わっています。 これまでに、大手メーカーの業務委託チームで仕事をしたり、行政から請け負った人材紹介の仕事をするなど、とにかく人に関わる仕事をたくさん経験してきました。

正確に数えたことはありませんが、これまでにおそらく数千人を超える方々と関わってきたのはではないかと思います。

②「メンターmikie 」のメンタリングをうけるきっかけ

数年前に、行政が行うメンタリング事業に、課長経験を持つメンターとして関わらせていただきました。 これまで、ベビーシッターや家事代行など家庭内のことを助けてくれるサービスは知っていましたが、「自分のキャリア形成を助けてもらえる社外メンターサービス」がこんなに身近にあるということを、その時に知りました。

友達でもなく、先輩でもなく、家族でもない、安心して本音で相談できる特別な存在…そんな人に相談できるなんて、素敵だなぁと思いました。

また、そのメンタリング事業で私が担当させてもらったメンティさんが、面談後に課長になられたんです。 こちらが何か特別なアドバイスをしたわけではなく、メンティさんが自分で気づいて、変わっていかれる様子を見て、純粋に感動しました。

その後、どのタイミングでご自身がメンタリングを受けたいと思われたのですか?

2人目の育休中、復帰面談が迫った頃です。

私は会社で初の時短管理職ということで、いうなればパイオニア世代。なので、1人目の育休明けから2人目の育休までの数年間は、手探りの中、無我夢中でかけぬけた感覚でした。

当時は都心と地方のオフィスを兼任していたので、毎週新幹線通勤や日帰り出張をしなければならず、とても大変でしたね。この働き方をめぐって上司と衝突したこともありました。

ただ、私と同じ立場の男性管理職は、家族と離れて単身赴任をしていたので「きみは子どもがいるから、単身赴任しなくて良いなんて、羨ましい」と面と向かって言われたりもしました。

だから上司としては、同じポジションの男性と女性をどう平等に扱うか考えた結果、私は単身赴任せず新幹線通勤や出張で業務をこなすというのが落とし所だったのかなと…。

初の時短管理職としての道を切り開いてきた達成感はありつつも、2人目の育休に入った頃には、正直燃え尽きてしまった感もありました。復帰後の自分の姿が思うように描けず、エネルギーも以前のようには湧いてこなくて、

「復職後はどうすればいいのか。別の部署に配属になったとしても、また一から自分の居場所を作るのも大変。転職も考えた方がいいのかな…」

などと迷っている間に、復職の面談の時期が迫ってきたんです。

ただ、この状況で面談にのぞんだところで、上司に何をどう話せばいいのか分からない。だからそれまでに、自分の考えをしっかり整理しておいたほうが良いと思いました。

そこで、「今がメンターサービスを受けるタイミングかもしれない」と、「メンターmikke」に申し込むことにしました。

③メンターmikkeを受けてみて

メンターはどんな方でしたか?

大手自動車メーカーの人事課長をされていて、社内の女性活躍にずっと取り組んできたワーキングマザーでした。もうすぐ50代とのことでしたが、新たなお仕事につかれるなど、とてもチャレンジングな方でした。

実際にどんな話をされたのですか?

1回目の面談では、とにかく自分の中にあるものを吐き出しました。今不安に思っていることや、1人目の育休復帰後に仕事で達成できたことまで、とにかく、ダーっと話をしましたね。

こんなに誰かに自分の話をしたのは初めてだったので、自分の中ではとても新鮮な驚きがありました。

普段から、部下や求職者の方のお話はたくさん聞いてきましたが、意外と自分のことについては話してこなかった。

もちろん、普段同僚と話すことはあっても、役職についていることもあり、自分の奥底にある本音の部分までは話せずにいました。だから今回のように、プライバシーが守られた状態で何でも話すことができたことは、本当に良かったです。

立場が上になるにつれ、「自立」や「自律」を心がけてきたつもりですが、人は完璧じゃありませんから…やっぱり誰かに話を聞いてもらうって大切ですよね。

ハイキャリアの方が社外メンターをつけている話はよく聞きますが、その意味が分かる気がしました。

面談を通じて、特に印象に残っていることはなんですか?

特に印象に残っているのは、2回目の面談の時に「頑張りすぎてるんじゃない?」と言われたことです。「家のことも、子どものことも、仕事も…全部ちゃんとやらなきゃ」と、知らずしらずのうちに抱えてこんでいたことに気づきました。

その瞬間、涙が出そうになりましたね。

ここ数年、「自分や自分の生活を組織にどうフィットさせていくか」を意識して働いてきました。上司も、会社も、私も手探りだったので、何がベストか分からない中で、とにかく会社の要望にどう応えていくかに焦点があたっていた。

だから、そういった意味での柔軟性はついたと思います。 でも一方で「自分はどうしたいのか?」という自分の本当の気持ちには、かなり鈍感になっていました。

だから、頑張りすぎていることにも気づかず燃え尽きそうになってしまったんだと思います。

第三者に話を聞いてもらったからこそ気づけたことかもしれませんね

そう思います。 実は育休中、自分でノートに書き出してみたり、夫に話を聞いてもらったりして、今の自分の状況を整理しようとしてみたのですが、客観的にはなりきれませんでした。

全くの第三者であるメンターに話を聞いてもらうことで、やっと客観的になれて、視界が開けた感じがしました。このタイミングでメンターサービスを受けたことは、とても大きな意味があったと思います。

2回目以降の面談はどんな風に進んでいったのですか?

2回目の面談終了後は、ジムに通い始めたり、家庭菜園を始めてみたり、コロナの影響で会えなかった人にコンタクトをとってみたり…これまでにやりたいと思ってもできていなかったことを片っ端からやってみました。

実は初回の面談開始前にメンターさんから「10年先、自分がどういう生活を送りたいか、書いておいてください」と宿題をいただいていました。ところが、目の前の復帰のことで精一杯で、考えるエネルギーもなく、全く書けなかったんです。

その状態から面談が始まったのですが、2回目が終わった時「今なら、10年後について考えられそうだ」と思えるまでになっていました。そこで、夫と一緒に「10年後どうしたいか」について2人で考えて書いてみました。

すると「10年後は、自分のやりたいことをやって人の役に立つ状態にいたい」という未来が見えてきて。 そのためには「仕事はこういう方向性がいいかな。家族の関係性や経済状態は、こういう形がいいのかな」と落とし込めるようになりました。

10年後の未来の姿が想像できたことで、復職明けの動きがようやく具体的になり始めたんです。

そして3回の面談が終了した頃には「前を向いて進んでみよう」という気持ちになり、結果として

「復職したらキャリアの一方向性として、短期的に成し遂げたいこと、長期的に新たに社内で取り組みたい事業案を上司に話してみる」

というところに着地しました。

すごい変化ですね!

メンタリングの前は「この辛い状況から抜け出したい」という目の前の視点で固まってしまい、未来を描くことができませんでした。

ただ面談終了後は、「やりたいことも明確になってきたからこそ、それが実現できるかわからなくてもまずは行動を起こしてみよう」という前向きなものに変化しました。

④私のこれからについて

現在は、来年4月の育休復帰を目指して、保育園探しなどの準備をしている状況です。 また、今の会社は育休中の副業がOKなので、前からやってみたかった大学生向けの研修講師を週2回ほどさせてもらっています。

少しずつ、ゆっくりと進んでいる感じですね。

そして先日、会社の上司との復職面談があったのですが、今の自分の悩みや状況、今後のキャリアのことをフラットに話すことができたので、とても有意義な時間になりました。

例えば「復帰後は新幹線通勤はやりたくない。1人目の育休復帰後数年間はやってみたけれど、小さい子どもがいる時にの働き方としては向いていないから避けてほしい」といったことも、正直に伝えることができました。

また「私ができることは何か」「どんな仕事任せてもらえると成果が出しやすいか」「会社としてどのように使ってもらえれば最大限成果が出せるか」といった前向きな話もできました。

もちろん要望が全て通るわけではないですが、今自分が思うことを等身大で話すということを以前はしてこなかったので、この変化は自分にとってはとても大きいですね。

その姿はきっと、後輩たちにも勇気を与えておられると思います

おかげさまで、今は時短管理職も増え、ママになる管理職も出てきたので、そういった後輩たちから「昼休みにオンラインで話を聞いてほしい」と連絡をもらうようになり、社内メンターのようなことをしています。

また、営業部の時短管理職の女性と、「時短管理職がマネジメントをする時に工夫したいこと」や「メンバーとのコミュニケーションのとり方」などの情報をオンラインで共有したりするようにもなりました。

私が会社で初めて時短管理職になった頃は、女性の役職者といえば、フルタイムのスーパーウーマンの方ばかりで…でも今は、時短管理職も増えましたし、会社のダイバーシティの特集に私のことを掲載していただく機会も出てくるなどしていて。

今までがむしゃらにやってきた経験は、決して無駄ではなかったですね。

⑤最後に、働く女性へのメッセージをお願いします

等身大でいこう」と伝えたいです。 ワーキングマザーの多くが、仕事もプライベートもパーフェクトな状態を追い求めてしまっているように思うんです。

「できない」と言えない状況で、毎日必死に頑張っている。 でも、それだと続きませんよね。人生は長いので、もっと自分に優しく、肩の力を抜いて、自然体で良いと思います。

今思うようにできていなくても構わないと思うし、どう解決するかはゆっくり考えていけばいい。

また「私は大丈夫」と思っている人こそ、社外メンターサービスを使うなどして、精神的な拠り所をもっておけるといいのかなと思いますね。

世の中は今、次のフェーズに入ってきていると感じます。女性の役職者も増えてきたので、「女性だから」と気負う必要もなくなりつつあり、テレワークが進んだことで「ママだから」「女性だから」ではなく、すべての人が柔軟な働き方の中で成果を出す風潮に変わってきました。

だからこそ、等身大で、自分らしく、働く女性が増えていくと良いなと思います!

【メンターmikkeのサイトはこちら、ご興味ある方は、ぜひのぞいてみてください。】
https://archcareer.org/personal/

 


Woo!編集部。運営会社である株式会社ナチュラルリンクは、”働く女性をHAPPYに 女性のチカラで企業を元気に”という思いのもと、Woo!の運営や、企業の女性活躍推進サポート事業を行っている会社です。

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