3 ②男女問わずチャンスが与えられているかどうか
2点目は、「男女問わずチャンスが与えられること」す。
・年功序列で役職につく
・男性に様々なチャンスが与えられる
・主要なポストは男性のみ
ではなく、やる気と能力次第で、女性にもチャンスが与えられる会社であるかどうか?
成果を求められる厳しい環境であるともいえますが、しっかり評価された上でチャンスが与えられていると感じられると、男女問わず働く側も納得して働けますよね。
これについては、実際にその会社で働いている社員の生の声を聞いてみたり、会社のブログを読んだり、facebookページを確認してみると、見えてくるものもあります。学生さんであればOB訪問して直接話しを聞いてみるのがいいですね。
ただ、現状男性社会の風土が根強い会社で、「男女問わずチャンスを与えよう!」という風土を作るにはある程度時間を要しますし、進める過程で摩擦も生まれます。
あまり女性が女性が…と言うのは逆差別という見解もありますが、今まで男性中心だった会社の歯車を逆に回すには、最初のうちは「女性活躍」をテーマにして取組む必要があります。
摩擦もあり、時間もかかることだからこそ、2でご紹介した「経営者が女性活躍に理解があり改革の覚悟を持っているか」が大きく影響するのです。
4 ③柔軟な働き方ができるかどうか
3点目は、「柔軟な働き方ができる」ことです。一見制度が整っていることは大切のように見えますが、「制度は法律で定められているレベルでOK。それよりも個々の状況に柔軟に対応しているか」の方が重要です。
京都府の女性活躍推進企業としてよく知られている、株式会社一保堂茶舗。離職率は低く、育休取得率や女性管理職比率が高い会社としてよく知られています。実際、こちらの会社や店舗に伺うと、皆さんイキイキ働かれている様子が伺えます。
この一保堂の人事担当の方とよく情報交換をさせて頂くのですが、こんな風におっしゃっていました。
「当社の制度は、必要最低限です。育休復帰のために特別なITツールやシステムを導入しているわけでもありません。時間単位で有休を取得できるようになったのもつい最近です。ただ、個人の状況にあわせて、随時相談しながら柔軟に対応できるようにしています。」
介護、育児など、プライベートで社員が抱えている状況は人それぞれ、違います。それにあわせて制度を手厚く作ってしまうと、逆に制度に縛られてしまい、柔軟な対応ができなくなると言います。
それよりも、常に相談できる状況や、前例がなくても働き方を作っていこうという風土の方が、ずっと働き続けたい女性にとっては重要なポイント。女性活躍には、同時に働き方改革を進めることがセットで大切なのです。
ちなみに、一保堂茶舗さんで開催した会社見学セミナーのレポートはこちらですので、興味がある方は是非ご覧ください。
Woo!ではこれからも、関西の女性活躍企業について紹介していきますので、ぜひ、チェックしてみてください!
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