だてにはげてない対談ー「日本の健康寿命を延ばす」ウォーキング講師竹澤摩佑子さんの挑戦


皆さんこんにちは。Woo!編集長の高野(こうの)です。「だてにはげてない」でGoogle検索1位のすごい人、杉浦佳浩さんの周りで活躍する働く女性にインタビューする大好評企画「だてはげ活用術」。今回のゲストは、株式会社マティ代表取締役で、ウォーキング講師としてご活躍の竹澤摩佑子さん。ウォーキングの奥の深さを痛感しました、是非ご覧ください。

Chapter1.今の私

1-1:仕事について

ー現在はどのような方にウォーキング指導を?
竹澤性別や年齢を問わずウォーキング需要は高まっており、現在は未就園児から90代の方まで幅広い層の方に指導させて頂いています。健康や美容のために通われる方が多いですが、例えばお客様と接する仕事をされている方は、歩く姿や立ち姿勢が悪いことが原因で、相手に与える印象において損をしてしまいます。他にも、妊娠中はお腹が大きく重いのでどうしても後傾姿勢になってしまい、出産後に赤ちゃんを抱っこしていると腰を痛めてしまいがちに。出産後、骨盤を正しい位置に戻し、腰痛を治すために通われる女性も多いですね。

ーウォーキング指導って具体的に何を?
竹澤:具体的には「ストレッチ・筋力トレーニング・立つ・歩く・立ち居振る舞い」のレッスンです。世代に応じて異なりますが、それぞれのライフステージに合わせたレッスンをしております。小さいお子さまであればママとできる足育を、小学生くらいからは姿勢・歩き方レッスンを、就活生には就活用レッスンを。
特に新卒採用の面接については、スキルや能力以前にその方の持つ印象がものを言います。面接の部屋に入った時、清潔感・信頼感があり堂々とした立ち居振る舞いができれば、面接官に「この学生さんは素敵だな。どんな話をするのか聞いてみよう」って思ってもらうことができます。
また婚活用レッスンにおいても「もう一度会いたい」と思わせる立ち居振る舞いのノンバーバルコミュニケーションを指導もしています。さらには、ご結婚式を迎える新婦様には、結婚式当日の立ち振る舞い、綺麗に見えて身体が楽な姿勢やドレスウォーキングからスタイルよく女性らしく見える手の組み方を。新郎様には女性のエスコートの仕方、ベールアップの仕方のようなブライダル所作まで全てに関わっています。ご年配の方には、「一生人自分の足で歩く」を目標に筋力アップのためのウォーキングを指導しています。

ーウォーキングからマナーに至るまで?
竹澤:そうですね。マナーに関しては、形式にとらわれるのではなく、相手のことを思いやることを軸に指導を行っています。そしてその気持ちは思うことでは伝わらず、それを伝えるための訓練もしています。ホテル・企業さまでの接遇研修では、そのようなことをしっかり伝えています。

1-2:顧客は個人にとどまらず企業へ

ー個人のお客様が多いの?
杉浦個人のお客様だけではなく、企業からのひきあいも増えておられますね。

竹澤:はい。ホテル・美容サロン・航空会社のようないわゆる美しい所作を求められるサービス業の接客の接客はもちろんのこと、最近は病院・飲食業・物流業・引っ越し業・クリーニング業など様々な業種からのご依頼も増えています。先日は、タイの大型ショッピングモールの研修を担当させて頂きました。接遇マナー研修を導入されている企業は多いですが、姿勢や歩き方にまで取り組んでおられる企業は少ない。本当の意味での「きちんとした身だしなみ」というのは、髪型、メイク、ひげ、口臭、爪、制服の汚れ等だけではなく、TPOを意識した表情、姿勢・歩き方含む立ち居振る舞い全てを指します。ホテルであれば、歩いているスタッフの方の印象でホテルの印象も決まってしまいますよね。

杉浦:確かに、高級ホテルでも「残念だな」と思う立ち居振る舞いをするスタッフを見かけることもあります。そういえば昨日の朝、あるホテルで朝食ミーティングをしましたが、スタッフの皆さんがキビキビされていて、「2500円の朝食の価値あり!」と思いました。朝から気持ち良い気分になることができました。

竹澤:そうですよね。また、サービス業の接遇研修をさせていただくときには、「正しい姿勢」だけでなく「聴く姿勢」や「おもてなしの姿勢」などもお伝えしています。例えば、ワンポイントアドバイスをしますと、お客様にお声かけするほどの距離でもない所に立っている時、お客様を認識したら、重心を少し前にして頂くことをおすすめしています。そうすることで「何かお伺いしましょうか?」というお客様への言葉にしていないノンバーバルメッセージとなり、お客様がスタッフに声をかけやすくなります。お客様が何を求めているか推測して行動したり、お客様の居心地を良くさせるこのような少しの意識や心遣いが、大きな差になるのです。

1-3:需要が高いおじさんウォーキング

ーそういえば杉浦さんと「おじさんウォーキング」教室も開催してる?
杉浦:はい。僕のようなおじさんの中にもウォーキングに興味ある人は大変多いのですが、ウォーキングスクールは女性ばかりのイメージがあり行きづらいのです。そこでで竹澤さんをお呼びして、おじさんウォーキングを開催しましたが、大好評でしたね。また「おじさんウォーキング」で実際体験しましたが、ウォーキングの威力は本当にすごい。血流が良くなり代謝促進し、真夏のごとく汗はだらだらにかきますし、筋肉も使いますし、「あれ?僕背が高くなった?」と思うくらいに短時間で効果があらわれます。現在は定期的に開催しています。

竹澤:クーラーをかけた部屋でも、皆さん大汗をかかれていましたね。それほど、「歩く」ということは、本来筋肉を使いカロリーを消費することなんです。足指、足首を使って歩くことで、ふくらはぎの筋肉が伸縮し、下に溜まった血液を上に返してくれます。その結果むくみも改善します。「沢山歩いて足むくんだ」という方は歩き方が間違っている証拠。正しく歩けばむくみは取れるんですよ。

→竹澤さん自身が、ウォーキングでO脚が治り7キロ痩せて…


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