3.もがくから、飛べるようになるのだ
彼はかわいそうに見えたサナギを助けたかった。だから、ハサミで殻を切ってあげたが、それは蝶の助けにはならなかった。
一生飛ぶことのできない体になってしまった。
蝶は殻から出る時に、“もがく”ことで飛べるようになるという。
胴体にある養分を羽根に持っていって、羽根を成長させることが必要なのである。それを彼が奪ってしまった。殻の中でもがきにもがいて、胴体を小さくして、羽根を大きく広げて、そして蝶は初めて飛べるのに・・・・。
4.蝶の世界だけでなく人間の世界でも言えること
これが実話なのか、教訓を伝えるための物語なのかはわかりませんが、人間の世界でも大いにあてはまることなので、心に響きました。
・部下や後輩が大変な姿を見て、つい助けてしまうことが、彼らの成長する大切な機会を奪っているかもしれない
・子どもがなかなかうまくできなくてつい親が手を貸してしまうことが、子どもが自分の力でできるようになる機会を奪ってしまっているかもしれない
自分にあてはめてみてもそうです。もがいた期間があるからこそ、深く考えることができ、より良い知恵を生み出すことができ、自分に実力をつけることができる。そして、さらに大きく飛躍できて、階段を一段のぼれる自分になれる。
蝶は殻から出る時に、“もがく”ことで飛べるようになる
働く女性が仕事をする上で、生きる上で、大切な教訓として、私も日々意識していきたいと思います。
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