【一緒に働く仲間絶賛募集中】”WILL”のある人この指止まれ!−城梨沙さんのエスキャリアでの挑戦。


Chapter2.これまで

2-1:フリーランスになった経緯

ー城さんはなぜフリーとして独立したの?
26歳でフリーランスとして独立しましたが、それは「独立すれば、自分の求める働き方が実現できる」と思ったから。私は1社目は人材紹介会社で働いていたのですが、夫の転勤で退職。1年間はオーストラリアで主婦をしていました。その時に知ったオーストラリア人の仕事観や人生観が、当時の自分にはとても衝撃でしたね。17時にはオフィスから誰もいなくなるし、飲み会も19時には終了しその後はそれぞれが家族のもとに帰るし、「今日は娘の誕生日だから」と言ってボスが15時に当たり前のように退社するという(笑)
ファミリーファーストというか…「みんな、自分の人生を豊かに生きているんだな」と思いましたし、「こんな生き方もできるんだ」と気づきました。
その後26歳で帰国し、働く先を探したのですが、当時の日本は「長時間労働で、汗をかいた人が報われる」という風潮が今よりも強く、長時間労働は必須、長時間働けないなら補助的仕事しか無いという状況でした。
「今の日本の社会では、働く選択肢といえば0か100かしかない」という状況を目の当たりにした時、じゃあもう自分でやるしかないと覚悟を決めました。

ーなぜキャリア関係でフリーになったの?
前職でキャリアアドバイザーをしていたとき、若手社会人がキャリアで悩む光景をたくさん見てきて「社会人になる前の段階で、先を見据えてキャリアを考える支援がをしたい」と感じていたので、キャリア関係で独立することを決めました。
独立した当時は、業務委託で、大学内でのキャリアカウンセリングの仕事を受けたり、企業の採用支援のお仕事などをしていました。

ーなぜその後、エスキャリアに参画を?
代表の土屋とは大学時代からの知り合いなのですが、お互いに会社を辞めたタイミングで再会したんですね。その頃土屋はまだエスキャリアを設立していませんでしたが、同年代でフリーランスとして働いている人は当時はあまりいなくて。ですから、自然と頻度高く情報交換するようになり、そのうちに一緒に案件をやるようになり、必要とされる仕事にお答えしているうちに案件がどんどん増えていきました。そして1年ほど経った頃、土屋が法人を設立するタイミングで、役員としてエスキャリアに参画しました。
会社にしたとはいえ、フリーランスとしてそれぞれが仕事を受注してきていた頃と実際はあまり変わらなかったのですが、その後、現取締役社長の岡本が参画し、一気に組織の形が出来上がっていきました。

2-2:新法人の立ち上げープロ集団

ーその頃から、将来は別法人を自分で立ち上げたいと考えていた?
いえ、全く(笑)。その時その時でベストを尽くしてきた結果、新事業を立ち上げ、法人を設立するに至りました。エスキャリアに参画して3年ほど経った頃「フリーランスとして自分で仕事を受注し納品する経験もした。子どもが生まれ、両立も経験した。一通りやりたい仕事も達成した。そしてエスキャリアが大きくなるのをずっと側で見てきた自分としては、今度は自分の手で法人を作ってみたい」と思うようになりました。
その時にちょうど、夫婦2人で完結させる家事育児に悩み、娘の成長を一緒に見守ってもらえる第三者の大切さを実感した時期だったので「こんなことをサービスにしたい」という私の中のWILLが大きくなり、2年前に会社を作った感じですね。
また性格的にも、自分を「こうあるべき」という一つの型にはめるタイプではなく、比較的柔軟な方なので…今でも会社経営者でありつつ、サービスを作っている起業家でもありますし、その時々の自分の思いや状況にあわせて、これからもベストな選択をしていけたらいいなと思っています。

ーフリーランスではなく組織になったからそ、実現できることも増えた?
はい、そう思います。エスキャリアには、心強い社員やパートナーが大勢いてくれるので、自分が出産のため休んだ時にでも仕事を引き継いでもらえたり、ワークシェアできる状況は本当にありがたかったですね。自分が、フリーランスとして一人で仕事している状況であれば、そうはいかなかったと思います。
新規事業を立ち上げられたのも、組織になり、お互いに刺激しあい応援しあえる仲間がいたこそ。ただ、このような働き方は「いざという時に仲間がいるから自分の好きにやっていい」ということではなく、「短時間でもしっかりと成果を出す」という全員のプロ意識や、日頃から互いに信頼し任せられる土台があるからこそ、成り立つのだと思います。

ー自立した「プロ集団」だからこそ成り立つ働き方だと?
はい。それぞれが、自分らしくあるには、みんなが「自立していること」が大切だと思っています。誰かに「やれ」と言われたのではなく、自分がやりたいと思ったことなんだから、責任を持ってやろうよ、だからこそ自由にやろうという、バランスというか…。
ですから「誰かに言われないと動けない」という受け身な姿勢の人は、エスキャリアにはあわないと思います。実際、今エスキャリアに入社してくる人は「何ができるか、やりたいか」を自分の口でしっかり語れる人が多いですね。
「今の会社で成果を出し、見える世界も変わり、会社や世の中をこんな風にしていきたいという想いはあるのに、組織の中ではなかなか変えていけない」と悶々としている人がもしいるならば…(笑)そんな人には、エスキャリアはめちゃくちゃあっていると思います。

ーメンバーが自分らしく働くからこそ、エスキャリアのビジョンも達成されると?
はい。そういった姿を私たちが見せることで、支援先の企業や女性の皆さんの背中を押すことに繋がると思っています。
個人のWILLによって自由に何でもできるので、「新しい働き方を創り出す」というメンバーもいれば、私のように「サービスを作りたい」という人もいて…アプローチの仕方はそれぞれあるけれども、目指すビジョンは同じ。それぞれが自立しつつ、お互いに支え合っているからこそ、こうやって柔軟に自由に動くチームの形が出来上がっているのだと思います。

2-3:自分らしく生きるために

ー自分らしく生きたいと願う人は多いけど、できない人も多い、なぜだと思う?
「思い込み」で自分自身を縛ってしまうからだと思いますね。「絶対正社員でないといけない」とか「母はこうあるべき」とか…無意識のうちに自分を思い込みで縛っているのではないかと。
私は比較的思い込みが少ない人間だとは思います。オーストラリアで生活した経験や、20代半ばでフリーランスとして独立した経験も大きいと思うのですが、「そもそもなんで9時〜17時まで会社にいないといけないんだろう」とか「今日は16時に子どもを迎えにいきたいから仕事はこれで終わりでいいじゃん!」とか、そんな風に考えてずっと仕事をしてきました。
しっかり成果を出していれば、前提を覆すこともありだと思いますし、そのほうが自然な気がします。
とはいえ「新会社を設立しなかったほうが、家に帰る時間が早くて子どもにとってはよかったかもしれない」と思うこともあります。でも、私はやりたいからやっているし、多くの人の手を借りて「チーム育児」をしていることで娘も楽しそうだから、きっとこんな方法もありなんだって。
自分自身を「こうあるべき」で縛らないことが、自分らしく生きる上での第一歩なんだと思いますね。

ー新会社の代表になっても「こうあるべき」に縛られることはない?
私は「こうあるべき」に縛られることと、何かにコミットすることは違うと思っていて…社員を守るとか、求めてくださっているお客様がいる限りは、会社を必ず永続させるといったプレッシャーは常にあります。でもそこに責任を持っている分、やり方は自由でいい。
エスキャリアは、時間や場所や既存のやり方で縛ることはせず、自分が決めたミッションや働き方を実現していくための最善策を、常に自分たちで模索し、創り出す会社でありたい。これからも、そんな自立したメンバーにとって心地の良い集団であり続けたいと思っています。

ー美人さんが多いけど、実はめっちゃ男前な会社だ(笑)!
確かに…キラキラ女子の集まりでは無いですね(笑)私たちは「自分らしく働ける=キレイに両立できる」ということではないと思っています。仕事をしていると、泥臭いこともたくさんあるし、ときには子どもが熱を出して寝ている横で仕事をしないといけない日もあります。いつも余裕で両立ができているわけではないし、キレイ事では済まされないこともある。
でもそんな中でも「組織やお客様に対して出すべき成果に常にコミットする気持ちがあるからこそ、自由が得られる」、これこそが、自分らしい働き方ができる大前提だと。こんな話をすると「エスキャリアってそのへんの男性より男前な会社ですね!」と言われることも結構あるんですが…(笑)こんな感じで、みんなで楽しくやってます。

→城さんが描くこれからの未来とは…


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