苦手なことも、やり抜けば自信に繋がる−匠工房の採用担当嶌本香七さんが伝えたい働くことの面白さ


Chapter2.これまでの私

2-1:学生時代ー新入社員

ー嶌本さんは学生の頃から将来はバリバリ働きたいと思っていた?
そうですね。子どもの頃から「世の中に早く出て、早く成長したい」という意識が強かったので、高校は商業高校に進みました。商業高校では実践的な内容を勉強したり、在学中に資格を取得することもできたので、「身につけられるものは全て身につけて社会に出よう」という気持ちで過ごしていました。

ーでは、高校の頃から将来の目標は決まっていたの?
将来は、簿記に関係する仕事に就きたいと考えていました。もとから数学が大好きだったのですが、高校で初めて簿記を習った時「簿記ってなんて面白いんだ!」と、たちまち簿記に魅了されて。簿記の中でも、建設業や製造業でよく使われる「工業簿記」が好きで、原価計算はかなり得意でしたね(笑) 高校卒業後は、事務職としてご縁のあった地元工務店に入社。当時の社長が私と同じ商業高校出身で愛校精神が大変高い方だったこともあり、とても可愛がって頂きました。当時まだ10代の小娘に「商売とはなんぞや」という基本をいちから教えていただきましたね。その時に教わったことが、今の私の土台となっています。 そして入社して半年が経った頃、経理の仕事を担当していた先輩が急に退職されることになり、当時18歳だった私が経理の仕事をするようになりました。高校生の頃から好きだったことを仕事にできて、その時はとても嬉しかったです。

ーでも、そこから転職を決意したのはなぜ?
完全に若気の至りです(笑)当時働いていた工務店は、大変しっかりした会社ではあったのですが、社員が10名ほどの小さな組織。働いていくうちに「自分にはもっとできるんじゃないか」という思いが大きくなっていきました。何度も引き止めて頂いたのですが、結局その会社を退職し、不動産業界の賃貸の営業に転職しました。

2-2:営業マンー税理士を目指す道へ

ー経理から営業へ、なんでまた180度違う仕事へ転職を?
経理の仕事はとても面白かったのですが、営業の仕事は成果が目に見えやすく、より達成感が味わえるのではと思ったからです。転職先ではアパートやマンション、テナントの賃貸の営業をしていたのですが、しばらくして大きな案件を受注できすることができたので「私、できるやん!」と調子に乗りまして…(笑)宅建の資格も取得しました。ただ当時の私は、頑張って売上をあげても給料になかなか反映されない状況を物足りなく感じてしまい、転職をしようと決めました。いやはや…今思えば完全に若気の至りですよね(笑)

ーその後はどんな道に進んだの?
その後は、またもとの道に戻って経理の仕事をしていたのですが、次第に「経理の仕事を極めたい」と思うようになりました。簿記や会計の仕事を極めるには税理士になるしかないと考えた私は、税理士を目指すことを決意。そこからは京都や滋賀の会計事務所にて、「昼間はフルタイムで働いて、夜は学校に通って勉強する」という生活が2年間続きました。今思えば、その時が人生の中で一番きつい時期でしたね。24,25歳で体力もあり若かったとはいえ、体がボロボロになりました。必死ってこういうことを言うんだろうなと。 今考えると、その頑張った2年間には大きな意味があったと思いますが、当時はあまりにもきつい生活だったので「私はこのまま仕事と勉強を続けて、その先に幸せになれるのか」と疑問を感じるようになり…一度真っ白になって人生を見直してみようと、税理士を目指すことをやめました。

2-3:匠工房との出逢いー現在

ー思い切った決断!その後は?
そして次に転職した先が、現在の会社、匠工房でした。母が求人チラシを見て「新店舗のオープンでオープニングスタッフの事務員を募集しているよ。」と教えてくれて、「とりあえず受けてみよう」という軽い気持ちで面接に行ったんですよね。運良く採用して頂いたのですが、入社してみると、既にオープニングスタッフの枠が埋まってしまったということで…経理の経験を持っていた私は、会社の経理業務を手伝うことになりました。次第に会社が大きくなっていったのですが、当時はまだ会社に総務という部署はありませんでした。ただ私は曲がりなりにも会計事務所で働いていた経験があるので、会社が大きくなるに連れて必要な書類関係を整理するようになり「あれもいりますよ、これもいりますよ」と会社に提言し、1つずつ整備していきました。すると「中途採用もやってくれる?」「新卒採用もやってみない?」と色々お仕事を任せて頂くようになり、気づけば今に至るというわけです(笑)

ーすごい(笑)つまりは今までの経験が全て活かせるのが今の仕事というわけ?
そうですね。今の職場では、自分がこれまでにやってきたことが全て生かせています。実は私、人と接する機会の多い採用や人事の仕事はずっと避けてきたんですね。どちらかというと苦手分野だと思っていたからです。でも「新卒採用担当」という仕事を任せて頂いてから、苦手な分野にもチャレンジすることで新たな気づきを得ることができ、自分にとっての大きな壁を超えることで、自分自身がより大きく成長できることを実感しました。 また、既にある部署で働くのではなく、部署をいちから作る試行錯誤の過程も楽しめるようになってきました。

ー苦手な仕事にチャレンジ、途中で心が折れてしまいそうにはならなかった?
なりましたよー(笑)最初は、どこか逃げ腰でやっていた部分もあったと思います。ですがその度に社長から「嶌本さん、この仕事、やるの、やらへんの、どっち!?」と迫られて…私は負けず嫌いな性格なので、泣きながら「やります!」っていうこともしょっちゅうでした。こけては立ち上がり、またこけては立ち上がる連続で、「なにくそー!」の気持ちで必死でしたね。誰かと競うのではなく「自分に負けたらだめだ、だから頑張ろう!」という一心で、必死に食らいついて一つ一つ乗り越えてきたように思います。

ー嶌本さんのそのパワーの源って何なの?
パワーの源ですか…あらたまって考えたことは無いのですが「やるからには全力で頑張りたい」と常々思っています。もともと私は自分に自信がなくて、ネガティブに考えることも多く、泣き虫で…決して強い人間ではないんですね。だからこそ、自分自身に対して「よく頑張ったね!」と言ってあげられるようにしたい。 自信がない自分が少しずつでも強くなるためには、全力で頑張ることしかないと思っています。その過程では、恥をかいたり、悔しい思いをすることもたくさんあります。例えば私は人前で話すのが本当に苦手だったので、会社説明会やプレゼンをする際、最初は失敗の連続で、たくさん恥をかきました。でも、やっていくうちにだんだん慣れてきて、少しずつ自信がつきはじめて、今では「嶌本さん、司会頼むわ!」と言われても「私で良ければやりますよ!」と胸をはって言えるようになりました。なんなら副業で司会業やってみようかなと思えるくらい、今では司会が好きになりましたね(笑)

→嶌本さんの描く未来とは…

 


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