Chapter3.これからの私
3-1:目標、未来のイメージ
ーこれからの思いは?
独立してしばらくは「こんな会社にしたい、こんな未来を作りたい」と考える余裕もなく、「自分が活躍したい」という気持ちの方が大きかった。でもこの8年間に様々な方々との出逢いや経験をし、今は「未来に向けて働き方や生き方を創っていける会社になりたい」と思うようになりました。そのためには自分達を磨いていくことが必要。また、お客様企業の働き方、そこで働く皆さんの生き方をともに創っていく存在でありたいと思います。自分たちの働きかけで、家族、仲間、お客様、そして世の中が少しでもよりよく変わればこんなに嬉しいことはありません。
ー淡路島での展開については?
自然の中で考える・対話する「社員合宿研修」は引き続き行っていきます。そして現在、2019年オープンに向けて「みんなの実家“おあつまり”」を準備しています。淡路島はたくさんの自然や食材があります。「自然を壊して作られた観光スポット」ではなく「自然を活かした、淡路島にあるもの・こと」で楽しめる場があったらいいなと思って。
コンセプトは「みんなの実家」です。観光に来られた方だけ、淡路島民だけではなく、観光に来られた方が地元淡路島の方とふれあいながら楽しむことができる場所として、例えば地域の方から集めた本やマンガで作る図書館や運動スペース、フリースペース、山の探検コース等を作っていきます。将来的には「自然」と「人」が共に生きる場づくりを形にしていきたい。そう思っています。
3-2:働く女性へのメッセージ
ー働く女性に今、伝えたいことは?
仕事を通してたくさんの企業、そこで働く多くの社員さんとお会いさせていただく中で、いま私は「人生に正解とか不正解なんてない」と感じています。本当に人それぞれだなぁと。だからこそ、正解を求める生き方ではなく、自分が自分のことを認められる生き方をしていけたらなと思います。私ももっと自由に、もっと自然に、生きていきたいと思います。
【インタビュワー所感】
同い年で、独立した時期も同じで、共通点が多く、親しみを感じながらお話をお聞きすることができました。神野さんの考え方やあり方はとてもフラット。男女がどうではなく、全ての人たちがもっと自由に柔軟に働ける環境を創るために、自らが率先して実行されている姿は本当にカッコイイと思いました。神野さん、有難うございました!
【神野沙樹(かみのさき)さんプロフィール】
お名前:神野沙樹(36)勤務先:株式会社Niesul 代表取締役 / KES社労士事務所 代表
大学卒業後は、大手機械メーカーに就職。在職中に社労士試験に合格し、その後東京の社労士事務所へ転職。28歳で独立し、「とけこむ社労士」KES社労士事務所の代表として活躍の場を広げている。プライベートでは1児の母。新しい働き方を自らが創りだすべく、淡路島に移住し、大阪と淡路島を拠点に働きながら新たな活動の幅を広げている。(プロフィールはインタビュー当時のもの)
記事作成日:2018年2月26日
インタビュー/ライティング:高野美菜子
神野沙樹さんが経営するNiesulは、企業様に対しての社員研修、セミナー、就業規則の作成、人事プロジェクトの立ち上げ等を行っておられます。Niesulにお仕事を頼みたい方は下記からお問合わせ下さい。
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